2017年10月24日

骨の病気予防と納豆の相関関係【納豆】

消費量と逆の「西高東低型」
 骨には人体の99%のカルシウムが蓄えられていますが、血液中にカルシウムが不足すると、カルシウム濃度を一定に保つために骨からのカルシウムが吸収されることになります。
 特に女性はホルモンの関係もあり、歳をとるにつれてだんだん骨吸収の方が骨形成を上回ります。このアンバランスのために徐々に骨量が減って、その密度が病的に低くなるという骨粗鬆症になりやすいのです。
 この骨粗鬆症は老人の割合が増えつつある今日の大きな社会問題ともなっていますが、最近この病気に納豆摂取量が深く関係することが分かってきました。
 都道府県別の大腿骨頚部骨折患者数の推計と県庁所在地の一世帯当たりの納豆の消費金額を比べてみると、納豆の消費金額が多い地域は、少ない地域にくらべ足の付け根の大腿骨頚部の骨折が少ないことがわかったのです。納豆摂取量と反対にこの病気は西高東低であることが明らかにされています。


血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果
血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果


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2017年10月23日

強力で持続する血栓溶解作用【納豆】

薬より半減期が長い
 ナットウキナーゼの血栓溶解作用で優れている点は、その持続性にあります。病院での血栓溶解剤(注射薬)は、いずれも一度血液の中に入るとそこで作用する時間(半減期)が4〜20分と極めて短いため、点滴している間だけしか作用しません。
 一方、納豆のナットウキナーゼは口から摂った場合、短い人で4時間、長い人では8〜12時間という驚くほど長時間作用することがわかりました。
 8ページの表は、納豆摂取後の血液中の血栓溶解活性の変化を調べたものです。ELT(Eugloblin Lysis Time)が減少しEFA(Euglobulin Fibrinolyis Activity)が増加していることがわかると思います。これらは共に、血液中の血栓溶解活性が高まっていることを示しています。
 また、実験的に血栓を血管内に作った犬に飲ませて血栓が溶けることも血管造影法で確認されています(上の写真)。


※表・写真省略

血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果
血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果



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2017年10月19日

ナットウキナーゼってなにもの?【納豆】

納豆の中の酵素
 7ページの写真は、ナットウキナーゼの発見のきっかけとなったものです。
 シャーレの中に作った人工血栓(白い部分)の上に納豆あるいは一般に糸≠ニ呼ばれているネバネバの部分を置き、体温とほぼ同じ37℃に放置したときの状態です。
 納豆、あるいはネバネバの周りの血栓が溶けて黒くぬけて見えることが分かります。人工血栓を溶かした張本人は、納豆に含まれる酵素。この強力な酵素が現在「ナットウキナーゼ(Nattokinase)」と呼ばれているもので、世界の約200種類の食品中で最も強力な血栓溶解作用を持つ酵素なのです。

薬に匹敵する量と質
 私達が食べている市販の納豆中のナットウキナーゼ量は、使用される納豆菌の種類や納豆の作り方で変わってきますが、その活性を、例えば病院でよく使われる血栓溶解剤「ウロキナーゼ」をもとに換算すると、湿重量1g当たり約1600国際単位にも相当します。
 これを単純計算すると普通の納豆1パック(100g)を食べたらその中には約20万円に相当する薬の効果があるということになります。





血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果
血栓を防ぎ骨を強くする納豆のネバネバ効果



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2017年10月17日

梅肉エキスは効率的【梅干し】


塩分少なく効きめは大
 塩分の心配をせず、うめぼしの薬効を期待したい方に最適なのが「梅肉エキス」です。梅肉エキスは、完熟直前の青梅の汁を濃縮するものですから、塩をつかいません。
 つくり方は次のとおりです。
@熟す前の青梅を用意します。きれいに水洗いし、ふきんで水けをとります。
Aうめを割りタネを取り除きます。 梅割器=@が便利ですが、なければ木づちなどで叩いて割ります。
B実をすりつぶし、汁をしぼりだします。すり鉢やおろし器ですりつぶすより、ジューサーで一気にかけると楽です。
C木綿布でこしたしぼり汁を土鍋かホウロウ鍋に入れ、弱火でことことと煮詰めます。
Dしゃもじやスプーンでよくかきまぜながら煮詰めていくと、汁が茶色にかわり、さらりとした液状になります。黄色の泡はすくいとります。
Eやがてねばりけがでて、アメ状のような感じになれば火を止めて出来あがりです。あとは熱いうちに容器に入れ、自然にさめるのを待つだけ。

家庭の常備薬として
 梅肉エキスは殺菌力にすぐれています。お湯で割って飲めば、食中毒や下痢に効き、腸の働きを整えるので便秘にも有効です。
 エキスがにがてというお子さんには、ハチミツか砂糖を少し加えれば飲みやすいでしょう。お父さんの二日酔い、ご婦人の便秘解消、お子さんのカゼ予防など、梅肉エキスは 家庭の常備薬=@として便利なものです。



うめぼしパワーが健康を守る
うめぼしパワーが健康を守る

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2017年10月16日

すっぱいけどアルカリ性食品【梅干し】

強力なアルカリ性
 うめぼしはその酸っぱさのせいで、酸性の食べ物だと思っている人も多いでしょう。だが、酸っぱいから酸性、とは限らないのが食べ物の不思議なところ。
 ある食べ物が酸性かアルカリ性かは、それを灰にしたあとに残るミネラルが酸性のものが多いか、アルカリ性のものが多いかで判定します。
 うめぼしの場合、多く含まれているミネラルはカリウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、鉄分、カルシウムなど。これらのうち、酸性のミネラルはリンだけ。あとはすべてアルカリ性です。
 つまり、うめぼしは強力なアルカリ性の食べ物なのです。

酸性にかたよる食生活
 酸性とアルカリ性のどちらが大事ということは、一概にいえるものではありません。要はバランス。どちらかにかたよってしまうことがいけないのです。
 ところが、現代の食生活はどうしても酸性食品にかたよりがちなのです。肉、卵、乳製品、米、パンなどは酸性ですし、インスタント食品の多くもそうです。
 こうしたかたよりを中和するのが腎臓の働きです。しかし、その作業をずっと続けていれば、当然、腎臓に負担がかかりすぎてしまうのです。

カルシウム不足を防ぐ
 しかも、酸性へのかたよりを中和するため、アルカリ性のカルシウムが使われたりします。カルシウムは、小魚の摂取量が減るなどして、現代の日本人に不足している貴重なミネラルです。
 骨を丈夫にし、長寿の要因ともされるこのカルシウムを無駄にしないためにも、うめぼしは役に立つ食品なのです。



うめぼしパワーが健康を守る
うめぼしパワーが健康を守る


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2017年10月12日

クエン酸の疲労回復力はすごい【梅干し】

疲労物質を分解する
 うめぼしの重要な成分のひとつにクエン酸というものがあります。このクエン酸は疲労回復にたいへん効果のある物質です。
 疲労の原因は乳酸とよばれる疲労の素です。この乳酸が筋肉に蓄積されると、こりやだるさとなって現れます。
 乳酸はでんぷんが分解されてつくられる物質ですが、クエン酸にはこの乳酸を水と炭酸ガスに分解して、からだの外へ出してしまう働きがあります。
 しかもクエン酸は、乳酸そのものもつくりにくくするのです。

レモンよりうめぼしが効く
 スポーツをやったことがある人なら、クエン酸の効果の素晴らしさを身をもって体験したことがあるでしょう。疲れたときにレモンをかじると、活力がもどったようにスッキリするはずです。
 これは、レモンに含まれているクエン酸が、疲労の素である乳酸を分解してくれるからなのです。それと同じクエン酸が、うめぼしにもレモンに劣らず多量に含まれているのです。

カルシウム摂取を助ける
 カルシウムを浪費しないためにも、アルカリ性のうめぼしが役立つことはすでに記しましたが、クエン酸にはそのカルシウムの吸収を助ける働きもあります。
 なぜなら、カルシウムはクエン酸と結合すると溶解力が強くなって、体内に取り込みやすくなるからです。これは、三重大学の動物実験でも確認されています。
 カルシウムというのは、貴重なミネラルのわりには吸収されにくい物質なのです。牛乳や小魚など、カルシウムの豊富な食品を食べるときも、せっかくのカルシウムを無駄なく摂取するため、このうめぼしをいっしょに食べたいものです。


うめぼしパワーが健康を守る
うめぼしパワーが健康を守る



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2017年10月10日

梅の名所ことはじめ【梅干し】


水戸が梅の名所になったわけ
 梅といえば有名なのは、水戸の偕楽園です。いまでも春ともなれば、数多くの観光客が訪れる梅の名所です。
 水戸の梅が有名になったのは、烈公の呼び名で知られる九代藩主・徳川斉昭の功績です。この烈公は江戸もだいぶ後期の人ですから、おなじみ水戸黄門の光圀公の頃は、水戸にはほとんど梅の木はなかったくらいなのです。
 さて、この烈公は梅の花を愛していただけでなく、その薬効にも注目していたので、なんとか梅を水戸に根づかせようと、自ら江戸などで梅の実を集め、水戸の地に植えていきました。藩校である弘道館を新設したときは、そのまわりに数千本もの梅を植えています。これが現在の偕楽園なのです。
 烈公はまた、うめぼしのつくり方にも持論があり、その製法を記しています。これはしその葉をつかった、現在のうめぼしと同じもので、酒気を加えると柔らかくなるので、酒樽をつかうといいなどの工夫も加えています。
 こうした先駆的な人たちのおかげで、うめぼしは庶民のあいだに浸透していきます。
 うめぼしと昆布に熱いお茶をそそいで飲む「福茶」もそのひとつです。これは正月や節分などの季節の行事にも欠かせない飲み物となりました。
 また、江戸時代から明治時代にかけては多くの疫病が流行しましたが、こうしたときにも庶民はうめぼしの殺菌力に頼ったのでした。

生産量日本一は和歌山県
 水戸が「梅の花」の名所なら、「梅の実」の生産量日本一は和歌山県です。
 和歌山は大粒の梅「南高」を産することで有名。当然、うめぼしの生産も盛んで、内地うめぼしの大部分を加工しています。
 和歌山県の梅栽培の歴史も古く、徳川家康の第十子であり、初代紀州藩主頼宣の附家老・安藤直次が田辺藩主として赴任し、産業奨励策として荒地にうめを植栽し免租にしたのが始りで、以後「藪梅」として連綿と伝えられ、明治時代から現在の管理栽培やうめぼし加工が行なわれています。




うめぼしパワーが健康を守る
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2017年07月18日

“人工ホダ木”でシイタケ作り(シイタケ)

 シイタケを育てるホダ木は、野菜栽培における土のようなもの。自然のクヌギやシイの原木が使われています。ホダ木にドリルで穴を空け、そこへ菌を打ち込み、交互に立て架ける。一昔前までのありふれた農作業風景でした。
 その作業に変革が起こりつつあります。仕事がぐっと簡略化できる、人工のホダ木の供給が増えつつあるのです。
 人工ホダ木は、天然のパルプを円筒形状に固め、そこにあらかじめ培養しておいた菌を植え付けたもの。つまり、野菜作りでいう土の耕しと種蒔きの手間が省かれたわけです。あとはビニールハウスに並べて管理するだけ。
 自然の乱開発に伴い天然のホダ木が不足していることもあり、人工ホダ木の評判は上々。伐採木の有効利用の面からも注目されています。
 また、年間を通じての出荷がたやすくなってメリットは倍増。あとは、“後継者を育てる”苦労だけとか。

長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

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2017年07月11日

シイタケでコレステロール排除し、動脈硬化を緩和

生活の乱れが成人病を促進させる
 動脈硬化は、血管の老化現象です。血液中の成分(コレステロールなど)が、長年にわたって血管壁に蓄積し、血管の柔軟性が失われて硬くなってしまう状態を指します。
 三〇歳を過ぎれば誰の体内でも起こり始め&症状とはいえ、乱れた食習慣や過度のストレス、喫煙、飲酒などによって進行のスピードが速まったら赤信号! 成人病はもとより、心筋梗塞や脳梗塞など生命に関わる病気を引き起こす要因になってしまいます。

有効成分「エリタデニン」の働き
 じつはシイタケには、動脈硬化促進の元凶ともいうべき血中のコレステロールを降下させる作用があります。
 シイタケの有効成分「エリタデニン」が、体内のコレステロールの分解を速めて排出を促してくれるのです。
 さらには、十二脂腸に排出されたコレステロールが、小腸から再吸収されるのを防ぐ働きも備えています。
 コステロールが逐次スムーズに排出されれば、血液はつねにサラサラの状態に保たれ、動脈硬化の進行をゆるやかに抑えることができます。

ラット実験でも立証ずみ
 シイタケのコレステロール降下作用をラット実験によって最初に確認したのは東北大学農学部教授(現・郡山女子大学教授)の金田尚志先生でした。
 以後、国立栄養研究所の故・鈴木慎次郎先生が、人間についても同様に有効であることを証明しています。
 その実験内容を紹介してみましよう。
 鈴木先生は、まず数人の看護婦さんにシイタケを常食してもらい、そのコレステロール値の変動を測定しました。するとたった一週間で、コレステロール値は六〜一二%も減少したといいます。
 そこで今度は看護婦さんをニグループに分けて、通常の一日三食のほかに、

@=バターを食べる。
A=バター十シイタケを食べる。

 といった食生活をしてもらいました。バターはコレステロールが多い食品です。そして一週間後、両者のコレステロール値を測定してみた結果、@のグループの看護婦さんは、コレステロール値が平均一五%も上昇。ところが、Aのバターとシイタケを食べたほうのグループは、実験開始時よりコレステロール値が五%も低くなっていたといいます。

長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効



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2017年07月07日

シイタケの名前の由来

 シイタケという名は日本での呼び名であって、諸外国ではそれぞれに異なる名前をもっています。
 日本での名前にかぎっていえば、椎(シイ)の枯木によくできるため椎茸(シイタケ)の名がつけられたと言われています。
 また、季節に関わらず春夏秋冬いつでもできるので四季茸(シキタケ)がなまってシイタケになったという説もあります。
 もともと江戸時代以降から人工栽培によって日本全国に普及された食品であるため、地方独自の呼び名はほとんどなく、唯一、山形県の庄内地方で「ニラブサ」との呼称がある程度です。
 ちなみに正式な学名は「Lentinus edodes」。
 中国では「香磨v、ニューギニアでは「カイカイ」、ネパールでは「ミルグチャウ(鹿に似たキノコの意)」、アイヌ語では「コムニカルシ(柏の茸)」「ペロカルシ(楢の茸)」などと呼ばれています。


長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

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2017年07月06日

シイタケの風味は“東洋の味”

マツタケ科のきのこの一種
 シイタケは、植物学の分類ではマツタケ科に属します。
 春と秋に、傘の下心部分にできる「胞子」が風で飛ばされ、主にクヌギやシイ、コナラ、カシなどの広葉樹に漂着して繁殖していきます。
 ただし、シイタケが発芽するのは、適当な温度と湿度を備えた風倒本または伐採後の切り株など、すでに枯れている広葉樹に胞子が付着した場合に隕られます。ですから、現在のように人工栽培が充実する以前は、シイタケはじつに希少な食品でした。

東洋人が好む「干シイタケ」
 現在、シイタケは日本、中国、台湾、韓国など、主にアジア諸国で生産されています。
 欧米では、生シイタケの生産は若干あるものの、干シイタケについてはほとんど作られていません。なぜなら、マッシュルームに代表されるキノコの生食は習慣化しているのですが、干したキノコを食べる習慣がないのです。干シイタケの消費は、その大部分が東洋系の人々に隕られるといってね)よいでしよう。
 アジアの中でも、とくに中国における干シイタケの消費量は群を抜いており、日本人とくらべてもさらにその五〜六倍は食べていると思われます。




長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

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2017年07月05日

びわ葉湯とびわ茶

飲んでよし、塗ってよし
 漢方で言う「枇杷葉湯」の作り方は、びわの葉(四g)、莪逑(四g)、呉茱萸(三g)、木香(二g)、茴香(二g)、桂枝(二g)を水六〇〇ccに入れ、約二分の一量になるまで煎じて作ります。でもこれだけの漢方薬を家庭で揃えるのは、非常に難しいため、市販されているものを利用したらいいでしょう。
 びわの葉だけも十分効果があります。
びわの葉をよく洗い、二〜三cmの大きさに切り、よく煎じてできあがりです。お茶代わりになります。優れた薬効と栄養満点のびわ葉を用いたお茶が開発され、販売されています。自然一〇〇%のヘルシーなお茶といえましょう。ワインレッドの美しい色合いと優れた風味をホット、アイスいずれでもお好きなほうで味わってください。
 「びわの葉エキス」の作り方も簡単です。焼酎(三五度)か、薬局などで売っているエタノール(九五%、七〇%どちらでも可)にびわの葉を細かく切って入れ、びわの葉の成分を抽出します。溶液が緑色になったら成分が溶け出した証拠です。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月04日

漢方にみるびわの葉の効能

驚くべき鎮痛作用
 前出のアミグダリンが分解されてできた安息香酸は抗リウマチ、殺菌、鎮痛等に効果を示します。特に、鎮痛効果は絶大で、末期ガンの激しい痛みを和らげたという報告が多数なされています。また、歯痛、捻挫、神経痛等の痛みを抑えるのにも効果があるとされています。
 また、「びわ葉温灸療法」を行うとモルヒネ様物質のエンドルフィンの働きも加味され、驚くべき効能を発揮します。
 神経痛や五十肩に威力を発揮するだけでなく、脊椎を強打した痛みからも回復したという報告もあります。

あせも、皮膚病にも効果抜群
  最近、びわの葉エキス入りの浴用剤が販売されています。びわの葉を切って水といっしょに沸かした風呂に入ると、体が良く温まり、肌が滑らかになるそうです。また、あせもなどの皮膚病にも効果的といわれています。
  その他、びわの葉を使って、咳や痰を抑えた事例、胃腸病などにも効果があるという報告もあります。




自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月03日

びわの実学校

 童話雑誌といえば夏目漱石の弟子の鈴木三重吉が主宰した「赤い鳥」が有名です。大正七年に発刊され、小川未明の幻想童話をはじめ、北原白秋、西條八十の童謡のほかに、芥川龍之介、島崎藤村、野上弥生子、佐藤春夫など小説家たちの童話も掲載され、ジャンルを越えて錚々たる作家陣が作品を寄せていました。
 「赤い鳥」同様に一時代を画した童話雑誌が「びわの実学校」です。昭和三十八年、坪田譲治(一八九〇〜一九八二)が七四歳の時に私費を投じて創刊され、著名な童話作家たちが同人となって編集に携わり、数々の作家が育つ場となりました。
 誌名の「びわの実学校」は、発行所でもあった譲治の自宅の玄関脇に大きなびわの木があり、また庭には「びわのみ文庫」なる子ども図書館も開いていたところから名付けられたといいます。
 譲治の死後も暫く続いた「びわの実学校」ですが、平成六年廃刊されました。
 坪田譲治のふるさと岡山市では「坪田譲治文学賞」を創設し、童話・児童文学ジャンルの発展に寄与しています。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月02日

びわワイン

 びわの果実は生で味わうのが一般的ですが、いろいろな方法で加工した製品もでてきており、それぞれ違った趣があります。
 いくつか紹介しますと、まず缶詰があります。黄桃の缶詰と感じが似ています。冷やして食べるとさらにおいしくなるでしょう。
 また最近、びわの果実をゼリーで包んだお菓子が販売されています。ゼリーの中にびわ果実、なかなかエレガントな感じがし、食味をそそります。
 その他、びわ果実をケーキで包んだお菓子など、バラエティーに富んだ製品が販売されています。
 さらに、びわのワインも登場しました。さわやかな味がし、ほんのりとびわの香りが漂います。ぜひ、味わってみてください。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月01日

田七人参がガン発生をくいとめた

発ガン予防効果の実験
 動物実験による発ガン試験には、いろいろな方法がありますが、私たちの研究室では先に述べたような発ガンのメカニズムを考慮した「二段階発ガン実験」といわれる方法を用いて実験を行っています。
 この二段階発ガン実験は、結果が判明するのに何週間もかかります。まず最初に、多くの物質の中から、発ガンプロモーターを抑制する可能性があるものを選び出さなければなりません。試験管内の実験によってこのような物質を選び出し、次に実験動物を用いた発ガン実験を行って、予防効果を判定することになるのです。
 すなわち、実験用のマウスに最初に、これだけではガンにならない程度の少量の発ガン物質を投与します。その後、発ガン促進作用(発ガンプロモーター作用)を有する化学物質を長期間投与し続けるとマウスにガンが発生してきます。
 この際、一部のマウスには発ガンプロモ
ーターとともに田七人参のエキスを投与し、田七人参を投与しない場合と比較します。

田七人参のガン発生を抑える力
 この実験によって、田七人参を投与することで、どれくらい発ガンを抑えることができるかがわかるわけです。
 ただし、ここで誤解されると困るのですが、これらの実験はガンに対する予防効果の可能性を検討するものであって、いわゆるガンに効く物質、ガンを治す物質を見つけだすものではないということです。
 つまり、できてしまったガンを治すのではなく、できつつあるガンの発生をくい止めるというわけです。そして、この実験の繰り返しによって、田七人参がさまざまなガンの発生をくいとめる力を持っていることがわかってきたのです。




五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月30日

田七人参がピタリと血を止めた

実験的に確かめられた止血作用
 田七人参に止血効果があることは第1章でも紹介しましたが、これは多くの研究実験によって科学的にも明らかになっています。
 最初に紹介するのは、静岡薬科大学の小菅、横田両博士らが行なった実験です。これは、止血作用があるとされる多数の生薬について、マウスを用いて行なった実験でした。その結果、田七人参の熱水抽出エキスに顕著な止血作用があることを明らかにし、報告しています。
 この実験では、まず、オスのマウスの腹腔内に、生薬のエキスを投与し、10分後に尾の静脈を傷つけ出血させました。そして、30秒間隔で傷口にろ紙をあて、血液がろ紙に付着しなくなるまでの時間(すなわち出血が止まるまでの時間)を計測したのです。この際、生薬のエキスをマウスに投与しない場合(平均約8分で、ろ紙に血液が付着しなくなる)と比較し、出血短縮時間を算出しました。
 この実験では、田七人参は4分以上出血時間を短縮し、実験に供した生薬の中で、もっとも短縮時間が大きなもののひとつであったことが報告されています。

近畿大のデータ
 また近畿大学医学部の野村、古河両博士らは、前に述べた雲南白薬と田七人参のいずれもが、いくつかの西洋薬の止血剤よりも顕著な止血効果を示すことを、同様の実験方法で確認し報告しています。
 この実験結果を示したのが、上の表です。雲南白薬よりは時間がかかっていますが、下ふたつの止血剤より時間が短縮されているのがわかります。
 また、中国ではマウスではなく、イヌやウサギを使った実験も行なわれ、これでも止血作用が明らかになっています。



五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月29日

古くから知られてきた田七人参の効能

文献に見る効能
 田七人参についての記述は『本草綱目』だけでなく、多くの古い文献にも登場しています。そして、その多くは、田七人参のすぐれた止血作用について述べています。
 使い方は文献によっていろいろです。田七人参の粉末をそのまま傷口に振りかければいいとしたものもあるし、単独で服用するか、あるいは他の生薬と共に服用するとしたものもあります。
 また、血を止めるだけでなく、痛みを止める効果があるとしたものもあるし、止血止痛の効果は、外傷だけでなく腸内出血や下血に対しても有効であるとした文献も見受けられます。
 田七人参の止血作用については次のようなおもしろい話もあります。
 高貴薬として良く知られ強壮薬に用いられる鹿茸(ろくじょう)という生薬は、シカの角が新しく生え変わるときに袋状の皮膚ごと切除したものですが、切除した際にその傷口に田七人参の粉末を擦り込み治療を行うと、鹿の出血が直ちに止まると言われています。

現在も止血薬として多用されている
 田七人参はいまも、止血薬や痛み止めとしてさかんに利用されています。
 とくに中国では、単独で用いられるだけでなく、血症の臨床にも化血丹、軍門止血方、七宝散、安血飲などの方剤(複数の生薬を併せた処方)中の主要薬としても使われています。
 また、アジアの広い地域でよく知られた『雲南白薬』という薬があり、これは打ち身、ねんざ、切り傷などの内出血・外出血に対する止血・消腫・鎮痛に優れた効果を発揮するといわれています。この薬も田七人参を主薬としており、中国内だけでなくアジア全域でつかわれているのです。





五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月28日

田七人参は高麗人参の仲間

田七人参とは何?
 田七人参は昭和30年代に初めて日本に紹介され、以来、一部の人たちのあいだではひそかな人気を集めてきました。それが、ここ数年で数多くのマスコミなどでも取り上げられ、ブームを巻き起こしつつあります。現在は粉末やエキス、ドリンクなど、さまざまな商品が販売されるようになりました。
 田七人参は、三七人参とか、田三七などとも呼ばれる生薬で、ウコギ科に属する植物の根です。よく知られた高麗人参と非常に近い植物で、実際、葉や花、果実など地上に見える部分は、素人では区別がつかないほど良く似ています。
 ただし、生薬として用いられる根の部分のかたちは、高麗人参とはかなり違っています。長さは3〜5センチほどで、人参のように細長くはなく、もっとずんぐりした感じのものです。
 この根を掘りおこして、ひげ根や枝根を取り除いたあと、日干しにして半乾きにし、さらに黒褐色のつやが出るまで手でもみながら乾燥させるのです。この完成品はカチンカチンに固いもので、このため粉末にしたり、エキスを取ったりして、服用されるのです。

雲南省、貴州省特産
 田七人参は、日本では栽培されていません。中国南部の雲南省文山県あたりの気候風土がこの栽培に適し、田七人参の85%がここで生産され、日本に輸入されています。年間を通した豊富な雨量、温暖な気候、そしてこの地の土壌が、田七人参の栽培に欠かせないのでしょう。
 かつてはミャオ族など少数民族によって少量のみ栽培されていたのですが、最近はブームもあって、かなり多くの人たちがこの栽培に従事するようになっています。



五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月27日

こんな病気や症状にも効果的(ヤマブシタケ)

感染症
 免疫力の低下を抑えるヤマブシタケの効果は、感染症の予防に最適です。
 ヤマブシタケを日常的に食べていると病原菌に対する抵抗力がぐんと増して、かぜやインフルエンザをはじめ、腎炎、肝炎、腸炎、膀胱炎、あるいは院内感染などを防ぐうえで役立ちます。

アレルギー性疾患
 ヤマブシタケは、免疫力の低下を抑える一方で、免疫力が高まりすぎている人に対しては、免疫力を抑える方向に働きます。
 免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなりますが、逆に免疫力が高まりすぎると、今度はアトピー性皮膚炎や花粉症、ぜんそくといったアレルギー性疾患を招く要因となります。
 ヤマブシタケはこれらの病気の予防と緩和にも大いに有効です。

胃腸の病気
 中国では、ヤマブシタケ(猴頭)を消化不良や胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに効く薬膳の素材として盛んに利用しています。
 最近は、ヤマブシタケの抽出エキスを原料にした慢性胃炎の薬も、中国で市販されているようです。

知能の向上
 ヤマブシタケには、脳の神経細胞の成長を促す脳内物質「NGF」の合成を高める力があることは、24ページで紹介しました。
 この働きは、脳の老化や痴呆症の予防に役立つばかりか、こどもの知能の向上にも有効と考えられます。
 中国では受験シーズンになると、ヤマブシタケ入りのドリンク剤が飛ぶように売れるそうです。


がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ
がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ


posted by ハートマン at 07:59 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする