2017年02月06日

健康によいコンブを食べよう

まず意識して食卓にコンブを
 ここまで、コンブそのものが持っている素晴らしい栄養と機能、そしてコンブの成分「フコイダン」の期待できる力について紹介してきました。
 コンブが体の健康に役立つということは、これからもさらに科学的に研究されていくはずです。せっかく有効性が解明されてきたのですから、西洋風の食事に偏らずに、今後は意識してコンブを食卓で使って欲しいものだと思います。もちろん、うま味成分を生かしてダシを取る機会は常に多いと思いますが、この際、ダシをとったコンブを捨ててしまったりせずに、柔らかく一緒に煮込んで食べるようにしてみましょう。コンブそのものの持つミネラルなどの栄養は、ダシだけでは取ることができません。

栄養のバランスももちろん重要
 洋風の食事になれてしまうと、肉ばかりを摂取しがちです。肉料理に少しばかりついている野菜サラダを食べれば栄養のバランスがとれると安心してしまいそうですが、それでは食物繊維も栄養も足りません。
 こんな時、つけ合わせとして海藻を食べると栄養のバランスが見違えるほど改善されます。
 逆に、コンブが体にいいといって、毎日毎日コンブしか食べないのでは困ります。コンブは、低カロリーです。よってコンブだけ食べていても生活に必要なエネルギーは不足してしまいますし、栄養素のバランスも崩れてしまいます。
 肉や魚、タンパク質やビタミンをきちんと取った上で、コンブを食卓に加えるのが最善。何事もバランスをとるということが肝心だということです。



ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン
ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン

posted by ハートマン at 11:30 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

ガン細胞が自ら消滅する

ガンを自殺させるフコイダンの威力
 さて、ここまでフコイダンが体に与える影響を述べてきましたが、ここからはフコイダンがガン細胞に与える影響についてさらに詳しく見てみましょう。
 まず現在、ガンに対して体の免疫を高める物質が幾つもあることが報告されるようになってきました。たとえば体の中にガン細胞ができるとすかさずそれを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞の働きを助ける物質があること。また免疫力を高めてガン細胞の転移や増殖を不可能にする物質の存在など、さまざまな物質が研究され、報告されるようになりました。そんな中でも最も注目されてきたのが、ガン細胞を攻撃してやっつけるのではなく、ガン細胞そのものが自然に、自ら消滅してしまう。つまりガン細胞が自殺してしまうように促してくれる物質の存在です。この働きを「アポトーシス(細胞自殺)促進作用」というのですが、ガン細胞に対してこの作用を起こさせる力を持つ物質の一つに、コンブに含まれる成分、フコイダンがあったのです。(1)〜(4)





ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン
ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン

posted by ハートマン at 12:58 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月04日

お腹のそうじとガン予防

恒常的にミネラルが不足がちな日本人
 前述したように、ミネラルは人間の生命を維持するために不可欠なものです。
 ところが、食卓が欧米化している昨今では、海藻を食べる機会がめっきり減っているのが現実で、現代の日本人はビタミンやミネラルが恒常的に不足しているといわれています。近年、水道水がマズいことと、簡単にミネラルを摂取できるということで「ミネラルウォーター」が流行していますが、それで十分なミネラルが補給できるなら、もっと現代人は健康であるはずです。
 やはり忘れてはならないのは、もともと私たち日本人は、海藻を摂取することで海のミネラルを補給し、理想的に健康のバランスを保ってきたという事実。この原点を決して忘れないでほしいと私は思うのです。

コンブの食物繊維が腸を掃除する
 正月のおせち料理に必ず入っているものの中にコブ巻があります。先に述べたように、縁起物であるがゆえに欠かせないわけですが、それだけではありません。
 コブ巻をすすめられる時、「お腹のおそ
うじになるから」といわれたことはないでしょうか。これもまた先人が見抜いていたコンブの力の一つなのです。
 実は、コンブには驚くほど食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は体の中に吸収されないで、腸の中で便の「かさ」を増す役割をはたします。それによって腸壁が刺激され、腸運動が促進され、結果、お通じが良くなり、便秘の予防をしてくれることにもなるわけです。
 要するに、腸に残った食べ物のカスを外に出す手伝い、まさにお腹をそうじしてくれるのが食物繊維なのです。

ガンの予防にも効果
 近年、コンブを煮た時に出るヌルヌルの成分「アルギン酸」が、良質の食物繊維として注目を浴びているのをご存知でしょうか。さまざまな生活習慣病の原因ともなる高血圧を予防してくれるのも食物繊維なのです。
 WHO(世界保健機関)では高血圧予防に食塩の摂取量を1日6グラム以下にすることを勧めていますが、余分な塩分の摂取を抑えてくれるのも食物繊維にほかならず、腸内で食塩を吸着し、体の外へ一緒に出してしまう働きをしてくれます。
 また腸内のコレステロール、糖分なども吸着して排出してしまうので、高血圧のみならず動脈硬化、糖尿病の予防にも食物繊維は大いに役立つのです。
 さらに、現代の私たちの食卓には、食事とともに知らず知らずに体内に取り込んでしまう発ガン性物質が増加しているのが現実ですが、食物繊維を日頃から食べていれば、不要物を外に排出してくれるので、発ガン性物質を体内に長く貯蔵しないですみます。とりわけ食物繊維を多く食べると大腸ガンの予防になるといわれるのはこのためです。
 以上のように、食物繊維をはじめ素晴らしい働きをするコンブの力を、私たちは今、あらためて見直す時なのではないでしょうか。



ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン
ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン



posted by ハートマン at 17:59 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

食生活と健康との深いつながり

三つの力が揃ったコンブ
 さて、皆さんはふだん食事をする時、どんなことを思い描きますか? 栄養がありそうだ、美味しそうだとか、何気なく頭で感じているはずです。
 食料が不足していた時代はそういったことはお構いなしで、とにかく元気に活動するために少量でもカロリーの高いものや甘いものが重宝されたものでした。
 ところが食料が豊かになりすぎた現代では、よりカロリーの低いもの、ダイエットや病気への予防としての食事コントロールを目的に、食材や食べ物を選ぶことの大切さが叫ばれています。それは、過剰な食の環境がかえって現代人の健康バランスを崩してしまったことへの警鐘ともいえるでしょう。
 そういった現代の食環境だからこそ、もう一度現代人は本当に体にいいものを見つめ直す時期に来ていると思うのです。コンブはそんな食材の一つです。体に必要な栄養素も豊富で(ミネラルなど)、味や香り、食べごたえも楽しめ(グルタミン酸)、さらに加えて体の健康を維持して整えてくれる(食物繊維)、こんな三つの働きが揃っている食品はそうそうあるものではありません。

科学の力で秘密が明らかに
 特に、体の健康を維持して整えるという第三の働きは貴重なもので、細かく述べていくと、それは免疫力の強化、病気の予防と回復、体内リズムの調整、老化の抑制などにもとても役立つのです。
 近年、従来まで中高年の病気とされてきた高血圧、糖尿病、高脂血症といったものが若者の間にも見られるようになりました。年齢にかかわらずこういう症状が出てきたのは、食生活の変化が一番の要因です。食事に肉類が増え、野菜が激減していること、濃い味つけを好むようになったこと、魚や海藻を食べる機会が減ったこと……などです。
 日常的に食べ物をしっかり選んで健康を維持していくという考え方は、中国では「医食同源」という言葉で体験的に伝承されてきましたが、今、日本でもこの言葉を肝に命じる時代が来ているようです。
 その点、科学技術が進み、食品に含まれる成分が分子生物学的に研究され、科学的に証明されるようになった今、私たちは本当にいいものを選び取ることができます。過去、何気なく食べていた食品に驚くべき力が潜んでいたという事例は今後ますます増えていくことでしょう。



ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン
ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン


posted by ハートマン at 08:23 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

マウスの肥満を予防できた

最近、メタボリック・シンドロームという病態が問題視されています。
メタボリック・シンドロームとは、肥満をベースとして、高脂血症、血圧高値、高血糖が複数重なって発症する状態をいいます。これらの症状が重複すると、心筋梗塞を起こすリスクがぐんと高まります。
沖縄モズク由来フコイダンが、高脂血症、血圧高値、高血糖の予防と改善に役立つことはすでにご紹介しました。
加えて、肥満の解消にも、沖縄モズク由来フコイダンは効果的に働くことが、熊本県立大学の奥田拓道教授らの次のような実験で明らかにされています。
実験では、マウスを「高脂肪食群」と「高脂肪食+沖縄モズク由来フコイダン添加群」に分けて9週間飼育しています。
その結果、高脂肪食に沖縄モズク由来フコイダンを添加した群は、高脂肪食のみ与えた群にくらべて、体重が有意に抑えられていたそうです。
つまり、沖縄モズク由来フコイダンを食べていると、高脂肪食による肥満予防に役立つと考えられます。
また、この実験では、沖縄モズク由来フコイダンの投与で、血液中の中性脂肪の上昇および内臓脂肪組織重量が抑えられることも確認されています。
奥田教授は、膵リパーゼによる食事中の脂肪の分解を阻害することで、脂肪の腸管吸収が抑えられるのではないかと推察しています。

沖縄モズクフコイダン
沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

posted by ハートマン at 10:33 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

多糖類の9割が「フコイダン」

沖縄モズクに含まれている成分のうち、がんに対する有効成分として最も注目されているのが「フコイダン」です。
フコイダンは、糖がたくさん結合した多糖類の一種で、コンブやワカメといった褐藻類全般に含まれています。
しかし、コンブなどの海藻は、もう1つの多糖類であるアルギン酸の含有量のほうが圧倒的に多く、フコイダンはそれほど多く含まれていません。
他方、沖縄モズクは、そこに含まれる多糖類の9割をフコイダンが占めています。沖縄モズクのフコイダン含有量は、コンブを圧倒しています(表)。

沖縄モズクフコイダン
沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

posted by ハートマン at 10:33 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

免疫を高める食品

 さて、がんを克服するには免疫力を高めることが重要で、その際、樹状細胞がカギを握っていることはわかっていただけたと思います。
 しかし、体の血液中に存在する樹状細胞は数が極端に少なくて、がんを退けるには心もとない量です。
 そこで、樹状細胞の前駆体である単球を患者さんの血液から取り出し、それを増やして再び体内に戻そうという画期的な療法が、日本の研究者によって開発されました。これが「樹状細胞(ワクチン)療法」です。
 樹状細胞療法は、がん治療の決定打として医療関係者のあいだで大いに期待されています。ただし、現在のところ、この治療法を行える医療機関は限られているのが難点です。
他方、ある種の食品を食べると、体内の樹状細胞が自然に活性化されることがわかってきました。本書でこれから紹介する「沖縄モズク由来フコイダン」はその代表です。

沖縄モズクフコイダン
沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

posted by ハートマン at 14:45 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実験で効果を確認

 沖縄モズク由来フコイダンのアポトーシス誘導作用は、私たちが行なった次のような実験で確認できました。
 がん細胞がアポトーシスを起こすと、がん細胞の「遺伝子の断片化」という現象が起こります。
 そこで、実験では、沖縄モズク由来フコイダンをがん細胞に添加し、その後の遺伝子の断片化率を調べることで、アポトーシスの状況を判断しました。
 なお、比較対象として、2つの食品成分を用意しました。1つはコンブ由来フコイダン、もう1つは抗がん作用の強い食品として知られるアガリクスというキノコのエキスです。
 結果は図のようになりました。
 沖縄モズク由来フコイダンとコンブ由来のフコイダンはどちらも、添加する量が多いほど、がんのアポトーシスを促す力が高まることが確認できたのです。
 そしてその効果は、コンブ由来のものより、沖縄モズク由来のフコイダンのほうが高い傾向にありました。

沖縄モズクフコイダン
沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

posted by ハートマン at 14:43 | フコイダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする