2016年01月21日

実験で強心効果を確認

日本では、六神丸は心臓の働きを高める「強心剤」として重宝されています。
実際に、六神丸は心臓を元気にする応急薬といえます。
心臓は、血液を全身に送りだすための血液ポンプであり、絶えず心筋の収縮をくりかえしています。胸に手をあてたときに感じる鼓動が、まさにそうです。 六神丸(雷氏方剤)には、そうした心筋の収縮を促す作用のあることが、私たちの研究で明らかになりました。
六神丸の強心効果を生み出している主体は蟾酥で、その蟾酥の強力な作用を、牛黄・麝香などの動物性生薬が協力して調節していることがわかったのです。
つまり、六神丸を摂取すると、蟾酥の暴走が他の生薬によって抑えられ、有効性だけを存分に得ることができるというわけです。

牛黄
肝障害、解熱、貧血に漢方の牛黄(ごおう)

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薬理学的研究は60年代から開始

中国では、古来より牛黄を薬用に供してきました。
紀元前から紀元2世紀にかけて編纂されたといわれる中国最古の薬物書『神農本草経』にも、牛黄の薬効に関する記述があります。
それによると、牛黄は、鎮痙・鎮痛・解熱・解毒、さらには長生きの妙薬として愛用され、久しく服用しても害のない、命を養う「上品」として紹介されています。
そうした経験的な牛黄の薬効に、科学のメスが入ったのは近年になってからです。1960年代に筆者らが、薬理学の側面から研究に着手したのが世界で最初でした。
長年にわたる地道な研究の結果、中国の古い薬物書に記載されている効果の多くは、次章以降で紹介するように科学的に立証できています。
現在、牛黄は、医薬品として「日本薬局方(第十五改正)」にも収載されています。

牛黄
肝障害、解熱、貧血に漢方の牛黄(ごおう)

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2010年01月15日

牛黄は胆石や肝障害の改善にも効果

 胆汁の流れが悪くなる背景には、胆石や肝障害が生じている可能性も考えられます。
 胆石ができていても、自覚症状のない人は意外に多く、気づかないうちに便とともに排出されていることも珍しくありません。しかし、胆嚢から胆石がでる途中で胆管に詰まると、右のわき腹やみぞおちに激しい痛みが起こります。「癪」と呼ばれるものです。
 胆石の痛みは、世の中で一番激しい痛みとされていますが、発作が起こったときに牛黄を服用すると、鎮痛効果が得られることがわかっています。胆石の排出を促すうえでも、牛黄の服用は有効です。
 また、牛黄は、肝臓での胆汁の分泌を促したり、肝障害の改善にも効果的に作用します)。

牛黄
肝障害、解熱、貧血に漢方の牛黄(ごおう)

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牛黄は千頭に一頭の希少品

 牛黄は、牛の胆嚢にできた結石(胆石)を乾燥させたものです。大きさは1〜4pくらいで、黄褐色の石ころのような形をしています。
 胆石ができるしくみは後で述べますが、牛黄を採取できる牛は限られていて、千頭の牛のうち、牛黄が見つかるのはせいぜい一頭にすぎないともいわれています。
 そのため、牛黄は昔から希少品で、高値で取り引きされてきました。現在でも、麝香(ジャコウジカの香嚢にある分泌物を乾燥)に次ぐ高価な生薬となっています。

牛黄
肝障害、解熱、貧血に漢方の牛黄(ごおう)

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