2017年01月25日

花粉症などのアレルギーを抑える

体の根底から体質を改善
 免疫の暴走によって発症するもう1つの代表的な病気が、アレルギー性疾患です。花粉症、アトピー性皮膚炎などがそうです。
 アレルギー性疾患も、免疫異常に基づく複雑な病気なので、化学薬品を用いた治療では一時的な効果しか得られないばかりか、薬は常に副作用の問題がつきまといます。
 体に負担なく、自然な形でアレルギー体質を改善するには、ラクトフェリンが大変有効です。
 ラクトフェリンは、腸管免疫を刺激して善玉の免疫物質(IgA)の産生を促し、アレルギーの原因物質が腸壁から吸収されるのを抑えます。そして同時に、体内ではT細胞に作用して悪玉の免疫物質(IgE)を減らし、花粉症などに関係の深い起炎物質・ヒスタミンの産生を抑えます。
 すでに人を対象にした研究でも、花粉症やアトピー性皮膚炎などに対する有効性が示されています。


ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン
ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン


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2017年01月24日

重症のドライアイをやわらげる

慶応大学の臨床試験
 パソコンの普及によって、疲れ目やドライアイなど、目のトラブルを訴える人が増えています。
 とくに中高年になると、涙腺や唾液腺などの外分泌線の機能が低下するため、重症のドライアイを発症する場合があります。シェーグレン症候群と呼ばれる自己免疫疾患の1つです。単なる疲れ目と思っている人の中にも、この病態を発症している例が少なくないと考えられます。
 慶応義塾大学の坪田一男教授らは、シェーグレン症候群による重症のド
ライアイの患者さん4名(平均年齢63・5歳)に、腸溶タイプのラクトフェリンを2〜6ヵ月間とってもらい、次のような成果をみています。

@自覚症状のスコアの改善
A涙液層破壊時間の延長
B涙液油層厚の増加

 つまり、眼球をうるおす涙の量が増え、目の渇きにともなう不快な症状がやわらいだということです。




ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン
ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン




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2017年01月23日

神経症、うつの解決に大きく貢献

脳内のオピオイドを活性化する
 ラクトフェリンの摂取で、恐怖心や不安感がやわらぐのは、ラクトフェリンが脳内の「快楽物質」の働きを高めるためと考えられています。
 脳内の快楽物質とは、「内因性オピオイド」と呼ばれる一群の物質のことで、一時期「脳内モルヒネ」として話題になった、エンドルフィンやエンケファリンがその代表です。
 これらのオピオイドの作用を活性化するには、一酸化窒素が脳内で十分に生成されることが重要ですが、ラクトフェリンはこの一酸化窒素の生成を促す作用があるのです。

心理的トラブルの解決に最適
 ラクトフェリンのこうした効果は、ストレス社会で生きる現代人にとってきわめて貴重なものです。
 最近増えている神経症やうつ、さらにはそうした心理的トラブルに起因する引きこもりなどを解決するうえで、ラクトフェリンは強い味方になります。






ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン
ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン


posted by ハートマン at 15:09 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

六〇年以上にわたる研究の経緯

これまでの研究の経緯
 ラクトフェリンが発見されたのは、1939年のことです。北欧の学者が「牛乳に含まれる鉄を含んだ赤色たんぱく質」として学術雑誌に報告したのが最初でした。
 当初はもっぱら、病原菌の増殖を抑える抗菌成分として注目されていましたが、近年になってラクトフェリンにはより大きな可能性が秘められていることが判明。1992年以降は、隔年で「国際ラクトフェリン会議」が開催され、毎回、各国の研究者が百名以上集って、新たな研究報告が続々示されています。
 さらに2004年には、日本国内でも「第1回ラクトフェリンフォーラム」が開かれ、170名の参加者を集めて熱い討議がなされました。
 すでにラクトフェリンに関する論文は、国際的な専門誌に掲載されているだけでも4500報を越え、いまなお増え続けています。食品成分としては異例のことです。


ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン
ストレスと痛みを緩和する母乳成分ラクトフェリン


posted by ハートマン at 11:31 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

発見されたのは70年前

母乳にラクトフェリンが豊富なのは、人間だけに限らず、哺乳動物全般にみられるものです。
もともと、1939年に牛乳から発見され、英語で牛乳を意味する「ラクト(Lacto)」の文字が冠につけられました。
当初は抗菌成分≠フ1つという認識でしたが、より大きな健康効果が秘められていることがわかったのは、90年代に入ってからです。
母乳に含まれるラクトフェリンは、単なる栄養ではなく、母親から赤ちゃんへ届けられる免疫賦活物質であることが明らかにされたのです。


肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:55 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

分子標的治療薬と同等の効果

ラクトフェリンは、免疫を高める以外の側面からも、がんの予防と改善に効果を発揮します。
がんの血管新生を抑える働きも、その1つです。
がん細胞は、成長にともなって勝手に新しい血管を作りだします。いわゆる引き込み線≠フようなもので、がん細胞はその血管を通じて人体の栄養を横取りし、どんどん成長していくのです。
こうしたがんの血管新生を阻害し、がんを兵糧攻めにしようという発想で開発された抗がん剤があります。「分子標的治療薬」です。ベバシツマブ(bevacizumab)はその代表です。ベバシツマブの効果は、次のような臨床試験で証明されています。
再発または進行した肺がんの患者さん878人を2つのグループに分けて、一方には従来の化学療法(白金錯体とタキソールの併用療法)を、そしてもう一方には従来の化学療法にベバシツマブの投与を追加して経過を比較しました。
その結果、化学療法単独群は、平均生存期間10・3ヶ月で、悪化のみられない平均期間は4・5ヶ月。最終的な有効率は15%でした。
これに対し、ベバシツマブ併用群は、平均期間が12・3ヶ月で、悪化のみられない平均期間は6・2ヶ月。最終的な有効率は35%となり、化学療法単独群にくらべて、明らかに高い効果がみられたのです。
じつはラクトフェリンも、がんの血管新生を抑える働きがあります。そこで、ラクトフェリンを使って、同様の臨床試験を実施しました。
その結果、従来の化学療法(白金錯体とタキソールの投与)と併用してラクトフェリンをとってもらった患者さんの有効率は29%となり、ベバシツマブと同等の効果が得られたのです。


肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:54 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラクトフェリンの効果

ラクトフェリンは、日和見菌の増殖や炎症を抑える力があります。
また、ラクトフェリンの効果は、日和見菌に限らず、さまざまな細菌、真菌、ウイルスに至るまでカバーします。これはラクトフェリンが病原性微生物を直接叩くのではなく、体の免疫力を底上げするためです。
生まれたばかりで免疫力の未熟な赤ちゃんが、多くの細菌やウイルスの侵襲を受けながらも、通常は元気にすくすく育つのも、母乳由来のラクトフェリンの効果が大きく影響していると考えられます。


ラクトフェリン
メタボ、がん、加齢に克つラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:54 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おとなにとっても重要な成分

そして実は、ラクトフェリンの働きは赤ちゃんだけでなく、離乳後の子供や成人にとっても欠かせないものであることが、最近の研究でわかってきました。
ラクトフェリンは、体内でも一日0・08〜0・1gほど合成されていて、涙や唾液、消化液、粘液といった体液に広く存在しています。また、心臓や脳、肝臓など、あらゆる組織にラクトフェリンを受け入れるドア(リセプター)が設けられていることも知られています。
これはラクトフェリンが全身の組織の機能に深く関わっていることを示しています。

ラクトフェリン
メタボ、がん、加齢に克つラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:53 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

白血球全体の活性化に貢献

ラクトフェリンが免疫力の底上げに役立つことは、人を対象にした次のような研究(二重盲検法)で証明されています。
10人の健康な男性に腸溶タイプのラクトフェリンを4週間摂取してもらったところ、免疫に働く白血球のインターフェロンα産生能が、統計学的に有意に高まったのです(図)。
インターフェロンαは、白血球どうしの情報伝達に使われる物質です。
白血球は、免疫部隊で闘う兵隊で、一兵卒から精鋭兵士まで揃っていますが、その中で、がん退治などに働く最強の戦士「NK細胞」を刺激し、その活性を高める役目を担っているのが、インターフェロンαです。
したがって、ラクトフェリンの摂取で、インターフェロンαの産生が高まれば、NK細胞の戦力増大につながります。事実、動物実験ではそれが立証されています。
また、ラクトフェリンはインターフェロンαとNK細胞以外の感染防御因子にも好影響を与えることがわかっており、ラクトフェリンの摂取は、白血球全体の活性化につながると期待されます。

ラクトフェリン
メタボ、がん、加齢に克つラクトフェリン

posted by ハートマン at 15:47 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラクトフェリンは脳でも働く

赤ちゃんは母親の腕の中で母乳を飲んでいるとき、このうえないやすらぎに満ちた表情をしています。

そこには母親に抱かれている安心感や、おなかがいっぱいになった満足感に加え、母乳に豊富なラクトフェリンの効果も大きく影響していることが、筆者・原田らの研究で明らかになりました。  ラクトフェリンは、腸から吸収されたあと、その一部はすぐに脳へ運ばれます。

脳は、体の中でも非常にデリケートで、最も重要な部位の1つでもあるため、その中へ入ることのできる物質は制限されています。

脳の血管には「血液脳関門」と呼ばれる関所があって、脳の働きに必須の物質しか通過できないしくみになっているのです。  ところが、ラクトフェリンはその関所を悠々と通過します。この事実は、ラクトフェリンが脳の働きに欠かせない物質であることを示しています。


ラクトフェリン

メタボ、がん、加齢に克つラクトフェリン

posted by ハートマン at 15:18 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月12日

ラクトフェリンは強い不安感をやわらげる

 ストレスを感じると、血液中に抗ストレス作用をもつ副腎皮質ホルモンが増えてきます。
 しかし、実験用ラットの赤ちゃんに、ラクトフェリンを与えてからストレスを加えると、副腎皮質ホルモンの分泌が抑えられることが確認されています。
 どうやら、母乳に豊富なラクトフェリンは、赤ちゃんの精神安定にも役立っているようなのです。
 同様の抗ストレス作用は、大人のラットでも確認されていて、とくに不安感が強いときに大きな効果が発揮されることがわかっています。
 これはラクトフェリンの摂取により、脳内で分泌される快楽物質(内因性オピオイド)の作用が高まるためと考えられています。


肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:34 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラクトフェリン食品にはどのような種類がある?

 市販のラクトフェリン食品の原料は、大きく2つに分けられます。
 まず、最もポピュラーで、研究データが圧倒的に多いのが、牛乳から抽出される「ウシ・ラクトフェリン(bLF)です。
 ウシ・ラクトフェリンは、生産技術の向上によって高純度のものが開発され、赤ちゃん用の粉ミルクに添加されたり、健康食品の形で世界の市場に広く流通しています。
 ちなみに、一般の牛乳を飲んでも、ウシ・ラクトフェリンの効果は期待できません。加熱処理の工程で、熱に弱いラクトフェリンはほとんど活性が失われているからです。
 他方、人のラクトフェリン遺伝子を他の生物に組み換えて産生させた「ヒト型ラクトフェリン(hLF)」も開発されています。このタイプのものとしては、微生物が産生するタイプ(rh-LF)のもの、あるいはウシやヤギなどが乳に分泌するタイプ(th-LF)のものがあります。
 ちなみに、本書で紹介したアジェニクス社の臨床試験では、微生物が作る「遺伝子組換ヒト型ラクトフェリン(rh-LF)」が使われました。
 微生物というのは、沖縄で泡盛の醸造に古くから使われてきた黒麹菌です。泡盛の黒麹菌を使うというのは、日本人研究者のアイディアですが、牛乳を原料とした場合より、低コストで大量生産できる利点があります。



肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

posted by ハートマン at 14:00 | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする