2017年04月27日

血小板の過剰凝集を抑制する

飲むだけでサラサラ血液になる
 グルコサミンの新しい効果として注目されているのは、血小板凝集抑制作用というものです。
 前述のように、ドロドロ血液では、血小板どうしがつながりやすくなって塊を作っています。こうした不必要な塊を作らせないように、血小板どうしが粘着凝集する働きを抑制するのが、血小板凝集抑制作用です。
 順天堂大学・長岡功教授らの研究グループは、マイクロチャネルアレイ法などを用いた実験で、血小板の粘着凝集におよぼすグルコサミンの影響を測定しました。その結果、グルコサミンにより血小板の粘着凝集が抑制され、血流速度が高まりました。
 このことは、ドロドロ血液が、健康によいサラサラ血液に改善されることを示しています。したがって、グルコサミンは、数多くの病気の予防・改善に寄与する可能性が考えられますが、中でも心筋梗塞や脳梗塞などに対する効果への期待が高まっています。

※図省略


膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン
膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン

posted by ハートマン at 11:37 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

皮膚に必要な栄養素とは

皮膚の三層構造
 年齢とともに目立ってくる、顔や首筋などのシワ、たるみは大きな悩みといえます。こうしたシワやたるみを生み出す、私たちの皮膚という組織はかなり複雑な構造をもっており、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という三層に分けることができます。
 これらの層のそれぞれで構造や役割が異なっているのですが、三層のうち、シワやたるみの形成に深く関わっているのは、真皮の部分です。

タンパク質やグルコサミンが必要
 この真皮は、皮膚組織の中でも中心的ともいえる部分で、その厚さは表皮の十数倍もあります。
 真皮の大部分は水分ですが、その他の主な成分はコラーゲン(膠原線維)、エラスチン(弾力線維)などの線維成分や、ヒアルロン酸を主とするグリコサミノグリカンから成るプロテオグリカンや、線維芽細胞です。
 コラーゲン、エラスチンはともに動物性タンパク質です。また、ヒアルロン酸やプロテオグリカンは、グルコサミンから合成されるので、真皮にとって必要な栄養素は動物性タンパク質やグルコサミンということになります。
 真皮では、コラーゲンが網の目状に規則正しく配列した構造を形づくり、線維芽細胞どうしをしっかりと結びつけています。そして、網の目の結び目にあたる部分を、エラスチンが結合しています。
 また、網の目の透き間の部分は、水分をたくさん含んでゼリー状となった、主にヒアルロン酸とプロテオグリカンから成る基質が満たしています。


膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン
膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン

posted by ハートマン at 09:34 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

関節の機能とグルコサミンの役目

関節の構造
 私たちの体を形づくっている骨格は数多くの骨から成り立っていますが、この骨と骨とを結びつけている部分が関節です。そして、関節部分の骨の先端は、関節軟骨で覆われています。
 また、骨のつなぎ目の部分は、関節包という袋状の膜で包み込まれており、その膜で覆われた透き間の部分を関節腔といいます。関節腔には、滑膜という関節包の内側にある膜から分泌された滑液(関節液)が蓄えられています。

関節軟骨の機能
 関節軟骨の表面は非常に滑らかで、骨どうしの摩擦があまり起きないようになっています。また、粘り気のある滑液を含み、スポンジのように弾力性に富んでいるので、関節への衝撃を吸収する役目もしています。
 関節の曲げ伸ばしには、軟骨に力が加わったり抜けたりしますが、その時には、含まれている滑液が移動することで、その形を自在に変えることになります。それにより、曲げ伸ばしが円滑に行なわれるようになるのです。

グルコサミンが軟骨を修復・再生
 このように、関節において重要な働きをする軟骨ですが、加齢や過度の酷使などにより、すり減ってしまうことがわかっています。
 こうなると、軟骨が本来もつ機能を果たせなくなります。その結果、関節に障害が起き、それが元となり変形性関節症へと進行していくわけです。
 グルコサミンに、このすり減ってしまった軟骨を修復・再生する作用のあることは、すでに述べましたが、実際に私どもの患者さんに使用してみても、かなりの手応えを感じることができます。


膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン
膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン


posted by ハートマン at 10:07 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月23日

軟骨や皮膚に不可欠な物質

生体内で作られる成分
 グルコサミンは、私たち人間や動物の体内で合成されているアミノ糖の一種で、ブドウ糖(グルコース)とアミノ酸(グルタミン)から作られます。
 このグルコサミンによって、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などといったグリコサミノグリカン(ムコ多糖)が体内で生成されます。
 グリコサミノグリカンは、粘り気があることから、俗にネバネバ物質といわれています。
 このネバネバ物質とタンパク質が結合したものをプロテオグリカンといいますが、これは私たちの軟骨や皮膚などを形づくっている、非常に重要な物質です。

年齢とともに合成能力が低下
 グルコサミンは、私たちの体にとって欠かすことのできないものなのですが、年齢を重ねるにしたがって、体内での合成能力が低下してしまうことが知られています。
 低下の度合いが進行し、必要とするだけの量を合成できなくなれば、体内でグルコサミンは不足し、軟骨や皮膚をはじめとして、いろいろなところに悪影響を及ぼすことになります。その代表例が変形性関節症です。
 そこで、その不足分を補い、健康を回復、維持するための補助食品として、グルコサミンサプリメントが研究・開発されているわけです。
 グルコサミンの原料は、エビやカニといった甲殻類の殻です。製造されたグルコサミンは、体内で合成されたものと同様の働きをします。

※図省略



膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン
膝の痛みを抑え、血液をサラサラにするグルコサミン

posted by ハートマン at 15:36 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月23日

肌の老化対策にも役立つ

瑞々しい赤ちゃんの肌
 変形性関節症の特効薬として評価の高まりつつあるグルコサミンですが、それ以外のところでも期待されます。
 たとえば、肌の老化対策。皮膚にはコンドロイチンやヒアルロン酸という成分が分布していますが、この成分が多いほど、肌は潤いを保つことができます。
 ご存知の通り、赤ちゃんの肌はツヤツヤしていて、瑞々しいのですが、これはコンドロイチンなどの成分が豊富に行き渡っているからです。

コンドロイチンの合成を促進
 年とともに、どうしても肌あれやシワが目立つようになりますが、それはこのコンドロイチンやヒアルロン酸が欠乏してくることが大きな原因です。
 これらの成分は体内で生成されますが、中高年になると、生成能力が衰え始め、不足しがちになります。
 そこで役立つのがグルコサミンです。グルコサミンを補給すると、これらの合成を活発に促し、肌のツヤやハリが甦るといわれています。

一石二鳥の補助食品
 グルコサミンといえば、変形性関節症に効くというイメージが定着しつつあるわけですが、関節症は男性よりも女性に発症しやすいというデータもあります。
 関節症は三〇代後半から増え始め、五〇代で急増し、七〇代後半でピークに達していますが、いずれの年代においても、女性が男性を上回っています。
 グルコサミンを服用することで、関節症を克服するとともに、肌の健康維持や老化防止にも役立つ……。
 グルコサミンは高齢化社会にあって、とりわけ女性にとっては必須の補助食品となりそうです。





ひざ、関節の激痛にグルコサミン
ひざ、関節の激痛にグルコサミン


posted by ハートマン at 09:11 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

グルコサミンの臨床例

臨床試験で有効性を実証
 グルコサミンの研究・開発は、おもにヨーロッパを中心に行なわれてきましたが、ここでは変形性関節症に対する臨床例の中から、二、三紹介したいと思います。

 @ Drovanti,A. らは、八〇人の変形性関節症の入院患者のうち、一方には一・五g のグルコサミン硫酸塩を毎日三回に分けて与え、もう一方の患者にはプラセボ(偽薬)を同じく三回に分けて、三〇日間経口投与しました。
 そして、一週間ごとに関節の痛み、柔軟性、腫脹、能動・受動的動きをスコアー化して評価しました。
 さらに、投与群の患者と健康人の関節軟骨の、電子顕微鏡による調査を行ないました。
 その結果、グルコサミン投与群はプラセボ投与群に比べて症状の軽減度が二倍に、その到達期間が二分の一に短縮されたことが判明しました。
 また、電子顕微鏡による調査においては、患者の関節軟骨への修復様相が観察されたということです。

 A Tapadinhas,M.  らは、ポルトガルにおいて、一五〇六人の関節症患者に対して、グルコサミン硫酸塩による実験を行ないました。
 グルコサミン硫酸塩一・五g を、一日三回に分けて、平均五〇日間経口投与しました。
 回収された一二〇八人の試験成績は、グルコサミン投与により、安静時の痛みの軽減、立っているとき、運動時、能動・受動時のいずれにおいても動きが改善されたことを示しました。
 また、これらの改善は投与終了後六〜一二週間続いたということです。

ひざ、関節の激痛にグルコサミン
ひざ、関節の激痛にグルコサミン


posted by ハートマン at 06:43 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月16日

治療薬としてのグルコサミン

ヨーロッパでは医薬品
 欧米はもとよりわが国でも、変形性関節症の治療、予防用の健康食品として注目を浴びているグルコサミンですが、実はヨーロッパでは、すでに医薬品として認可されています。
 医療現場において、関節炎治療のための経口剤および注射剤として使用されてきた実績を持ち、有効性、安全性も確認されています。

いろいろな種類がある
 グルコサミンには、それを構成する分子の違いによって、グルコサミン硫酸塩、グルコサミン塩酸塩など、いろいろな種類があります。
 いずれの種類も食べた後は、腸で吸収されるのですが、血液に入る前には「塩」の結合がはずれてグルコサミンになります。そして、軟骨や皮膚などの組織の隅々にまで行き渡ることになります。
 ヨーロッパでは一九八〇年代から、グルコサミン硫酸塩の研究が行なわれてきましたが、日本では数年来、塩酸塩に関する臨床実験が行なわれてきました。
 その結果、硫酸塩、塩酸塩と種類は違っても、働きは同じであることが証明されたのです。

分子量の小さいほうが効率的
 ところが、グルコサミン塩酸塩は、グルコサミン硫酸塩に比べて分子量が小さく、同じ量のグルコサミンを取るとしたら、塩酸塩のほうが経済的、効率的に摂取できるということが判明したのです。
 このことがグルコサミン塩酸塩の研究に拍車をかけ、誰でも簡単に入手できる身近なサプリメントとして誕生することになったのです。
 いま現在、アメリカや日本では医薬品としての認可は下りてはいませんが、近い将来、そうなることは十分考えられます。

※図省略



ひざ、関節の激痛にグルコサミン
ひざ、関節の激痛にグルコサミン


posted by ハートマン at 09:28 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月15日

グルコサミンと軟骨の密接な関係

ひざの痛みをもとから断つ
 グルコサミンが注目される理由は、飲むだけで変形性関節症によるひざの痛みがとれるということです。そして、ここが大切なのですが、一時しのぎではなく、痛みをもとから断つという点です。
 こうしたグルコサミンの目覚ましい効果については、研究・実験により次々と明らかになってきていますが、ではグルコサミンとはどんなものなのでしょう。

軟骨を形づくる成分
 グルコサミンとは、動物や人間の体内にあるアミノ糖の一種です。粘りのあるムコ多糖類の成分として、軟骨や結合組織などにあって、軟骨細胞を形づくる最も重要な栄養素として知られています。
 人間はもとより動物は、体内でこのグルコサミンを合成しているわけですが、年をとるにしたがって合成が分解に追いつかなくなってしまいます。
 こうなると、グルコサミンの欠乏から、関節内での細胞の新陳代謝に障害が生じ、関節の張りや痛みといった症状をもたらすことになるのです。

自然界にも広く分布
 グルコサミンは体内で生成される一方、ムコ多糖類の一種として、自然界にも広く分布しています。とくにカニやエビなどの甲殼類の殻にはキチン質として多く含まれています。
 しかし、だからといって、動物の殻や軟骨を食べればグルコサミンが補給できるかというと、そうではありません。食べてもそのままスムーズに吸収されるわけではないのです。
 そこで、カニやエビから抽出したキチン質をさらに分解して、効率よく吸収できるようにしたものが、サプリメントとしてのグルコサミンというわけです。

※図省略


ひざ、関節の激痛にグルコサミン
ひざ、関節の激痛にグルコサミン


posted by ハートマン at 08:31 | グルコサミン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする