2017年03月09日

コラーゲンとコンドロイチン硫酸

 結合組織は、細胞と線維、基質の三つで構成されています。このうち「基質」に含まれる代表的な物質が、コンドロイチン硫酸です。
 そして、実は結合組織の中でもう一つ、私たちの健康と関係の深い物質があります。それは「線維」の部分に含まれるコラーゲンという線維状のたんぱく質です。
 コラーゲンとコンドロイチン硫酸は互いに協力しながら結合組織の機能を支えていて、いわゆるハード部門をコラーゲンが、ソフト部門をコンドロイチン硫酸がそれぞれ担っています。
 すなわち、無数の線維を絡み合わせて結合組織という容器を形成しているのがハード部門のコラーゲン。そしてその容器の中で、水を抱えたり、栄養を出し入れしたりといった、実務的な働きをしているのがソフト役のコンドロイチン硫酸というわけです。
 したがって、どちらが不足しても、結合組織の機能に支障が出ます。またコンドロイチン硫酸の不足は、コラーゲンの変性を促す要因にもなります。


痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸
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posted by ハートマン at 11:43 | コンドロイチン硫酸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

心筋梗塞の発作を防ぐ効果も

臨床試験で明らかな効果が!
 コンドロイチン硫酸の補給は、心筋梗塞の発生を防ぐうえでも大いに有効です。ロサンゼルス動脈硬化研究所で行なわれた臨床試験を紹介してみましょう。

《試験内容》
 心筋梗塞の発作を起こした経験のある120人の患者さんを60人ずつ二グループに分け、一方の患者さんにはコンドロイチン硫酸を摂取してもらい、もう一方の患者さんにはコンドロイチン硫酸を与えないで再発作の有無を比較しました。

《結 果》
 6年間の試験中、再発作を起こした患者さんの数は、コンドロイチン硫酸を与えていないグループでは54人だったのに対し、コンドロイチン硫酸を摂取してもらったグループではわずか4人でした。しかも、コンドロイチン硫酸を摂取していたグループの大半の人は、心電図の波形が健康な状態になっていたそうです。
 おそらく、コンドロイチン硫酸の動脈硬化を抑制したり改善する作用が効を奏した結果と思われます。



痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸
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posted by ハートマン at 09:37 | コンドロイチン硫酸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

細胞を出入りする物質の「運び屋」

結合組織は血中成分の集配センター
 コンドロイチン硫酸は、細胞を出入りする物質の管理も行なっています。
 細胞へ供給される栄養素は血液によって随時運ばれてきますが、細胞の中には直接入らず、まず細胞と細胞のあいだに存在する結合組織に取り込まれます。
 そして結合組織の中で、細胞に必要なものとそうでないものが分別され、必要なものだけが細胞の入り口(膜の受容体)まで運ばれるしくみになっています。一方、すぐに必要でないものは、そのまま結合組織の中に保管されます。
 また、細胞の出すゴミを処理したり、細胞どうしの情報交換の仲介を行なうのも、結合組織の重要な役目です。
 結合組織は、いわば運送会社の集配センターといった役どころで、24時間、年中無休で荷物の整理に追われています。そして、その運送会社で実際に荷物を抱えて走り回っているトラック役が、コンドロイチン硫酸です。コンドロイチン硫酸は、自らの抱える水(体液)を介してさまざまな物質の流通を制御しています。



痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸
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posted by ハートマン at 09:35 | コンドロイチン硫酸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

細胞と細胞をつなぐ結合組織の主役

人体の細胞は結合組織でつながってる
 私たちのからだは、約60兆個におよぶ細胞からできています。この膨大な数の細胞が、各々の役割に応じて集合し、さまざまな組織を構築して人体という大きな生命体を作り上げているわけですが、個々の細胞どうしは「結合組織」という組織を介してつながっています。
 その様子はちょうどレンガの壁に似ていて、一つ一つの細胞をレンガとすると、その隙間を埋めるセメントに相当するのが結合組織です。細胞どうしがしっかり結びつき、それらが協調して働くうえで結合組織の存在は不可欠です。
 また、結合組織は、細胞を養う栄養の貯蔵庫でもあります。結合組織は細胞によって作られますが、いったん作られたあとは細胞の生命活動を支える土壌として働くのです。
 すなわち、結合組織は私たちの健康を支える縁の下の力持ち≠ナあり、この結合組織が充実しているかぎり、からだは老化や病気と無縁の健康が維持されるのです。

ムコ多糖の代表
 結合組織は、上の表のように細胞と線維と基質からできています。このうち、結合組織の主役成分として注目されているのが基質に含まれるムコ多糖です。
 ムコ多糖は、人をはじめ陸上動物や魚介類のからだに含まれている「アミノ糖※1を含む多糖※2」のことで、からだの中ではそのほとんどがたんぱく質と結合した形で存在します。「動物性のネバネバ物質」の呼び名で一般に広く紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。
 このネバネバ物質として知られるムコ多糖の代表が、本書でこれから紹介していくコンドロイチン硫酸です。



痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸
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posted by ハートマン at 08:46 | コンドロイチン硫酸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする