2017年03月05日

記憶力の増強、脳の老化防止に

情報伝達物質の重要な減少
L−カルニチンは、最近では「健脳食品」としても注目されています。
私たちの脳は、膨大な数の神経細胞でできていて、おのおのの神経細胞は、左の図のように細胞体から幾本もの突起を伸ばしたアメーバー状の形をしています。
これらの突起は、いわば通信アンテナのようなもので、四方に伸ばした短い「樹状突起」で情報を受信し、それを「核」の部分で読み取ったあと、今度は1本だけ長い「軸索」を介して、別の神経細胞へ情報を送り出す――といった作業が延々と繰り返されています。こうした神経細胞同士の情報のやりとりが、脳のネットワークを築き、心身のすべての機能をコントロールしているわけです。
ところで、神経細胞同士は直接的に接していません。そのため、お互いの情報のやりとりは「情報伝達物質」と呼ばれる化学物質が使われます。この情報伝達物質のうち、記憶力や学習能力などに深く関係しているのが「アセチルコリン」で、L−カルニチンは、このアセチルコリンの生成に欠かせない大切な材料なのです。

コリンと結合してアセチルコリンに
L−カルニチンを摂取すると体内で一部が「アセチル−L−カルニチン」に変化し、その多くは脳の中に取り込まれます。
じつは、脳内に入っていくということ自体、とても重要な意味をもちます。というのも、脳の入り口には「血液脳関門」と呼ばれる関所があって、脳の働きに本当に必要なものしかここを通過できないからです。
アセチルL−カルニチンはこの厳しい関所を難なく通過します。そして、別のルートで脳内に取り込まれたコリンというビタミンの一種と結合し、先に紹介した情報伝達物質・アセチルコリンとなるのです。

L−カルニチンで頭がよくなる?
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脳の老化防止にも最適
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リポフスチンの蓄積も抑える
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※図省略


体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン
体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン


posted by ハートマン at 13:31 | L−カルニチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

運動能力の向上に大きく貢献

持久力アップに最適
L−カルニチンは、運動能力を高める上でも大変有効です。
実際に、L−カルニチンのサプリメントを利用したイタリアチームが、オリンピックで好成績をあげたり、サッカーのワールドカップで優勝した話は1章で述べました。
この快挙以来、欧米では運動能力に対するL−カルニチンの効果がさまざまな形で検証されています。代表的なものを以下に紹介しましょう。
Swartらは、7名のアスリートを対象に、60秒間持続可能な最高のランニング速度について、L−カルニチンを取る前と、L−カルニチンを6週間にわたってとってもらったあとで比較しています。その結果、7名中6名の運動能力が、L−カルニチンの摂取後のほうが5〜15%向上していたと報告されています(左上図)。
また、Swartらは、数通りのランニング速度における1分間あたりの心拍数についても、L−カルニチンの摂取前後で比較しています。結果は、前ページの下図のとおり、L−カルニチンを投与した群では、酸素利用能力の向上によって心拍数の上昇が抑えられました。
L−カルニチンの摂取で最大酸素摂取量が増すことは、別の研究者の実験でも明らかにされています。これはL−カルニチンをとることで、持久力が向上することを示しています。


筋肉疲労・筋肉痛をやわらげる
L−カルニチンは、筋肉疲労を防いだり、その回復を早めるうえでも奏効します。
激しい運動をしたあと、筋肉中に疲労物質と呼ばれる「乳酸」が貯まると、筋肉疲労や筋肉痛が引き起こされてきます。しかし、L−カルニチンをとっていると、エネルギーの発生が円滑に進むことから、乳酸の増加が抑えられるのです。
実際に、海外で実施された研究では、L−カルニチンを3週間にわたってとってもらった人たちは、運動24時間後から筋肉痛がやわらぐことが確認されています。それを示したのが左の図ですが、L−カルニチンをとっていなかった人たちとの差は歴然です。

筋肉質な体づくりにも貢献
この他、筋肉質な体をつくりたい人にも、L−カルニチンはおすすめです。
L−カルニチンは、2章で述べたように体脂肪を減らす一方で、筋肉を増やす働きがあります。ですから、トレーニングとあわせてL−カルニチンを積極的にとっていれば、ムダな脂肪がそぎおとされた、筋肉質な体づくりが果たせます。
このように、L−カルニチンは、運動する人をさまざまな側面からサポートします。すでにアメリカなどでは、多くのスポーツ選手が、L−カルニチンをスタミナアップや疲労回復に利用し、その恩恵にあずかっています。


※図省略


体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン
体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン

posted by ハートマン at 08:48 | L−カルニチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

ダイエット効果を立証した研究

●L−カルニチンで体重が減った!
L−カルニチンのダイエット効果については、海外で次のようなデータが報告されています。
100人の肥満傾向の男女(27〜64歳)を2つのグループに分けて、一方には低カロリー食と適度な運動を、もう一方には低カロリー食と適度な運動に加えてL−カルニチンを摂取してもらいました。
そして4週間後、両者の体重とBMI(※)をくらべたところ、L−カルニチンをとっていたグループのほうが、明らかに体重とBMIがともに減っていたのです(図)。



●肥満者はL−カルニチン不足?
他方、L−カルニチンの不足が、肥満につながることを示すデータもいろいろあります。
例えば、13ページで紹介した図は、年齢が高まるほど体内のL−カルニチンの量が減ることを示していますが、よく見ると同じ年齢でもかなりバラつきがあり、個人差が大きいととがわかります。じつはこの個人差を調べたところ、L−カルニチンの体内量が少ない人は、年齢に関わらず肥満気味であることが明らかになっています。つまり、肥満者の多くは、L−カルニチンの合成能力が低いというわけです。
さらに血液中のL−カルニチン量が低いほど、体脂肪率が高いという報告もあります。これについては私自身、あるテレビ番組の取材で、実際に数人の女性を対象に調べたことがありますが、同様の結果が得られました。



※図省略



体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン
体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン

posted by ハートマン at 07:32 | L−カルニチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

中高年者や偏食の人は不足しやすい

疲れやすい人は黄信号!
L−カルニチンは、2章で詳しく述べるように、筋肉のエネルギーを生み出すうえで不可欠な成分です。そのため、体内に不測すると疲れやすくなります。
ちょっと動いただけで体がだるい、息切れがする、あるいは疲れがなかなかとれない、といった症状のある人は、L−カルニチンの不足を疑う必要があるでしょう。
とくに次のような人は、L−カルニチンが不足しやすいので注意してください。

【中高年の人】
一般に、年をとると体内のL−カルニチンの量は減ってきます。加齢につれて、L−カルニチンの合成能力が衰えるためです。L−カルニチンの体内量の最も多いのは20代で、60歳になると20歳の頃の約60%に減るといわれています。
また、年をとると、若い頃より食が細くなります。その結果、L−カルニチンや、その合成に必要なリジンおよびメチオニンの摂取量が減ることも、体内のL−カルニチンの減少に拍車をかけます。

【偏食の人、ダイエット中の人】
L−カルニチンの補給源は、羊肉(マトン、ラム)や牛肉など一部の食品に限られます。
また、L−カルニチンの体内合成に必要なリジンは動物性食品や豆類に、またメチオニンは牛乳やレバー、全粒小麦などに多く含まれますが、どちらも不足しやすいアミノ酸として知られています。

さらに、L−カルニチンをはじめとするアミノ酸の代謝には、ビタミンB6とナイアシンも必要ですから、栄養の偏った食生活を送っている人は、L−カルニチンやその体内合成および代謝に必要な栄養素も不足しがちで、L−カルニチンを合成する肝臓の働きも衰えていくことが予想されます。

とくに、ダイエットを目的として、極端な食事制限をしている人は要注意です。やせようとして食事を減らすことが、思いがけず体内のL−カルニチンを減らし、逆にやせにくい体質をつくってしまっている可能性があります。
「食べる量を大幅に減らしているのにちっともヤセない」という人は、L−カルニチン不足かもしれません。

【運動量の多い人】
スポーツ選手やスポーツ愛好家をはじめ、仕事などで体を動かす機会の多い人は、エネルギーをたくさん必要とする分、L−カルニチンの消耗が激しくなります。ダイエットを目的に、ジョギングなどの運動を励んでいる人も同様です。
ぜひ意識してL−カルニチンの摂取を心がけたいものです。


※図省略



体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン
体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン

posted by ハートマン at 10:31 | L−カルニチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする