2016年11月03日

甜茶の即効性

症状別ではくしゃみが特に改善
 症状別の改善度は、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、それぞれ2週目で42・1%、36・8%、26・4%、4週目で63・1%、68・4%、36・9%であり、くしゃみや鼻みずにとくに効果がみられました。
 また他覚的な検査では、甜茶の効果が本当に効果があったのか、なかったのかが評価できる、鼻誘発反応検査(ほこりを鼻に入れて症状がでるかどうかを見る検査)と、鼻汁の中の好酸球検査(アレルギー反応があるとその場所に集まってくる炎症細胞)の改善度は、それぞれ2週目が73・3%、60・0%、4週目が61・6%、43・7%で、統計的に検討しますと鼻誘発反応検査では2週、4週ともに1%以下の危険率で、鼻好酸球では2週で1%以下の危険率で試験開始前と比べて有意差が認められました(40頁グラフ)。
 すなわち、甜茶の効果はすでに2週目から認められることが、これらの二つの検査結果からわかりました。

効果の出始めるのが速い
 鼻アレルギー日記からみた症状の推移は図に示しました。1日平均のくしゃみ発作回数の変動は、投与前が5・3回、2週目4・1回、4週目3・3回と経日的に減少しており、4週目で有意差がみられました。鼻をかむ回数は、投与前が7・5回、2週目7・4回、4週目5・6回と4週目に減少傾向がみられましたが、いずれも有意差はありませんでした。
 試験終了時に行いましたアンケート調査で患者さんの印象度について調べました。鼻症状では、症状が減少または消失した割合は、くしゃみで61・9%、鼻をかむ回数は66・7%、鼻づまり55・0%、全体として良くなった、または非常に良くなったと答えたのは66・7%でありました。
 甜茶の効果が出始めたのは3日以内5・3%、1週以内47・4%、2週以内21・1%で半数以上の方が1週以内に効果が出始めたと答えられていました。

甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー


posted by ハートマン at 10:21 | 甜茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

通年性アレルギー性鼻炎に対する効果

甜茶エキスを1日3回
 甜茶エキス40mgが含まれた飴を朝、昼、夜の1日3回、1回1粒ずつなめていただきました。試験期間は4週間で、この間は鼻の状態を日記に記録していただきました。そして2週間目と4週間目に来院していただき、問診、鼻アレルギー日記のチェック、さらには鼻の診察や他覚検査を行いました。
 また、試験期間中は「甜茶飴」以外のお薬は原則として服用していただかないようにお願いしました。

やや有用が約8割に
 さてその臨床成績について述べてみたいと思います。
 甜茶飴の効果は、2週目から発現し、最終の4週ではかなりの効果が確認できました。自覚症状も、他覚所見や他覚検査においても、アレルギーの程度が改善されたことが確認されました。

十分に評価できる内容
 鼻症状や鼻の診察、他覚的な検査結果を総合して評価した全般改善度は、2週目で著明改善した人2名(10・0%)、中等度改善した人5名(25・0%)、軽度改善した人6名(30・0%)、変わらなかった人5名(25・0%)、悪化した人2名(10・0%)でありました。4週では、著明改善2名(10・0%)、中等度改善5名(25・0%)、軽度改善8名(40・0%)、不変5名(25・0%)でした(表参照)。
 最終的な全般改善度すなわち、2週目と4週目の全般改善度の評価を併せて検討した結果は表に示すとおりです。中等度改善以上の改善率は47・6%、軽度改善以上の改善率は76・2%でした。
 副作用を加味して改善度を評価した「有用度」は上の表に示しましたように、極めて有用3名(14・3%)、有用7名(33・3%)、やや有用6名(28・6%)、どちらともいえない5名(23・8%)で、有用以上が47・6%、やや有用以上が76・2%でした。


甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
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posted by ハートマン at 05:50 | 甜茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

甜茶を治験するまでの経緯

甜茶を治験するまでの経緯
 ある企業からアレルギー性鼻炎患者に「甜茶」の治験を頼まれた時、医薬品でない、しかも単なる食品としての甜茶がアレルギーに効くはずがないというのが、私が最初に持った印象でした。しかし会社の研究所の方々からの基礎データーを詳しく拝見するにつれて、これは「ひょっとすると効くかもしれないな」という印象に変わってきました。
 それは基礎の検討が、開発中の抗アレルギー薬のそれに優るとも劣らないぐらい厳密になされており、しかもその成績は抗アレルギー薬の抗アレルギー作用と同じような効果があったからでした。
 医薬品としてでなく健康食品として市場に出すためだけであれば、それほど厳密な検討は必要ありません。厳密なことが要求されないかわりに何々に効くという広告は出すことが出来ない厳しい制限があるのです。
 いずれにしても健康食品として甜茶を発売するにあたって、臨床的にアレルギー性鼻炎に効果があるのか、ないのかをみてほしいというのが会社の希望でした。
 種々の事務的な手続きをへて私たちは実際にアレルギーの患者さんに使用を開始致しました。対象は13歳から58歳までの通年性アレルギー性鼻炎患者さん21名です。通年性というのは、一年中、鼻症状のあるアレルギー性鼻炎ということで、ほこりやダニに対してアレルギー反応を起こす場合を意味しています。



甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー


posted by ハートマン at 07:28 | 甜茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする