2016年10月11日

「和杜仲」のマサキ

 中国の漢薬は奈良時代の頃に渡来してきましたが、当時は大変高価でした。わが国でも江戸時代に国内で漢薬同様の薬草はないものかと探し回りましたが、そのなかの一つに杜仲がありました。
 江戸時代の有名な本草家・松岡玄達は、その著『用薬須知』のなかで、「杜仲 和名マサキ、和漢共に用ゆ可し。大木にして皮厚きものは綿多く……」と、マサキが杜仲であると述べています。
 そして、師である稲生若水の墓前にその旨を報告したと伝えられています
が、杜仲とは基本的に違うものでした。小野蘭山は「杜仲、詳ならず……舶来多し……古へマサキを杜仲に充、……真物に非ず……」と反論しています。
 マサキは「和杜仲」と呼ばれ、昭和の初期まで市場にはあったのですが、いまではほとんど流通していません。
 また一時、台湾産の杜仲が出回ったことがありましたが、これもトゲミノマサキというマサキの仲間の樹皮でした。中国産の杜仲が非常に品薄で高価のため、代用品が横行したものと思われます。



疲れたら杜仲でいっぷく
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posted by ハートマン at 17:50 | 杜仲茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月10日

ストレスを克服し、不眠も解消

疲労をためない
 眠るべきときに眠れないということほど、辛いものはありません。眠れないと疲労は蓄積する一方で、生活のリズムが狂ってしまいます。
 こうした不眠に悩む人は年々増えつつあるようですが、その要因として、まずあげられるのがストレスではないでしょうか。
 ストレスを克服するには、適度の運動を心掛け、心身ともにリラックスさせることが大切ですが、そうした面をフォローする作用が杜仲茶にはあるのです。

杜仲の鎮静作用
 中国の研究機関の報告にもあるとおり、杜仲(樹皮)には明らかに鎮静作用がみられます。一方、私たちの初歩的な実験では、杜仲茶には鎮静効果はみられませんでしたが、さらに詳細な実験を行なえば、こうした鎮静作用があることが判明するとも考えられます。
 昔から中国では、杜仲は「気の薬」といわれてきました。何千年という長い期間をかけて、その効用が確められてきたわけですが、現にいまでも、ハリ治療などと併用の形で、「気の薬」としての杜仲が使用されているようです。



疲れたら杜仲でいっぷく
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posted by ハートマン at 15:34 | 杜仲茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

実験で判明した利尿作用

杜仲葉のエキスで実験
 杜仲の葉の動物実験ではラット(実験用の大型のネズミ)と白色ウサギを使いました。
 そして、杜仲の葉のエキスを与えたラット・ウサギと与えなかったラット・ウサギとでは、どんな反応の差を示すかを調べてみることにしたのです
 実験は何段階かに分けて行ないました。 まず、長野県産の夏場の杜仲の乾燥葉一キログラムに一〇リットルの蒸溜水を加え、三時間煮出したエキスを、ラットとウサギに与えてみました。
 すると、杜仲葉のエキスを与えなかったラット・ウサギとの間には、明らかな違いがみられるようになりました。
 それは、尿量ならびに尿中のカリウム量の増加です。
 これはエキスを一回与えただけで、顕著な違いが現れました。
 このことから私たちは、杜仲葉のエキスは杜仲樹皮と類似する降圧、利尿の薬理作用をもつという結論に至りました。


※図省略




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posted by ハートマン at 16:58 | 杜仲茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月08日

杜仲葉の滋養強壮作用

滋養強壮作用があった
 次の段階では、杜仲葉のエキスをラットに長期投与し、体重や内臓への影響をみることにしました。
 杜仲葉エキスを混ぜた固形飼料を与え、一〇週間飼育し、対照群(杜仲葉エキスを与えなかったラット)と比較してみました。
 一一週目にラットを脱血し、各臓器を取り出し、それらの組織切片を作成し、組織化学的測定を行ないました。
 その結果、体重には有意差は認められなかったものの、副腎および精巣の重量が増大していたことが判明しました。
 また、肝臓中のビタミンB、ビタミンE、グリコーゲン(細胞の主要なエネルギー源となる物質)の含有量が増加していたこともわかりました。
 さらに、肝細胞の数が目立って増えていました。
 こうした組織変化から、私たちは、杜仲葉のエキスが 滋養強壮作用=@と密接に関係しているものとの判断を下すことになったのです。
※表省略


疲れたら杜仲でいっぷく
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posted by ハートマン at 07:25 | 杜仲茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする