2016年08月11日

高脂血症の改善に役立つ

人を対象とした研究
 クリルオイルは、高脂血症の改善に役立つことが、人を対象とした研究で明らかにされています。

【研究内容】
 対象者を2つのグループに分けて、一方にはクリルオイルを1日1g摂取してもらい、もう一方には何の効果もない偽物の食品を同量とってもらっています。
 対象者には、自分がどちらの食品を摂取しているのか、最後までわからない形で実験は行なわれました。

【結果】
 クリルオイルを1日1gとってもらっていたグループは、総コレステロール、悪玉のLDLコレステロール、中性脂肪がいずれも下がり、善玉のHDLコレステロールは逆に上昇しました。
 しかも、クリルオイルの1日の摂取量を1・5g、2g、3gと増やすにつれて、血中脂質が正常値により近づいていきました。

魚油との比較でも圧勝
 この研究では、魚油3gを摂取したグループと、クリルオイル3gを摂取したグループの比較もしています。すると、クリルオイルのほうが圧倒的に好成績となりました(図)。
 具体的には、魚油は善玉のHDLコレステロールが4%しか上昇しなかったのに対し、クリルオイルは59%も上がっています。また、魚油は悪玉のLDLコレステロールが4%しか下がらないのに、クリルオイルは39%も下がりました。中性脂肪も魚油は3%の低下でしたが、クリルオイルは26%下がりました。


※図省略

オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル
オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル


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オメガ3の酸化を防ぐ成分も含有

アスタキサンチンのパワー
 クリルオイルには、アスタキサンチンという成分も含まれています。
 アスタキサンチンは、ニンジンに豊富なベータカロテンと同じカロテノイドの一種で、体の老化を促す活性酸素を消去する働き、すなわち抗酸化作用があります。そのため、アンチエイジングや、疲労回復、眼精疲労の改善などに大変有効です。
 ただし、アスタキサンチンの健康効果を得るには1日6rの摂取が必要で、クリルオイルでその量をクリアするのは困難です。それでもアスタキサンチンが含まれていることはとても重要な意味があります。
 DHA・EPAは健康効果が高い反面、酸化しやすいのが難点です。一方、クリルオイルは、強い抗酸化力をもつアスタキサンチンが一緒に含まれることで、DHA・EPAの酸化が抑えられ、結果的にDHA・EPAの効果を存分に得る上で大いに有効です。



オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル
オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル

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体内に吸収されやすいしくみ

魚油とクリルオイルの違い
 イワシなどの一般的な魚の油に含まれているDHA・EPAは、左ページ図上段のようにトリグリセリドと結合した構造をしています。「トリグリセリド結合型オメガ3」といいます。トリグリセリドとは、中性脂肪のことです。Cは炭素、FA(fatty acid)は脂肪酸を指します。
 一方、クリルオイルには、もう1つ別の形をしたDHA・EPAが含まれています。下段図に示した「リン脂質結合型オメガ3」です。Pはリン酸基、Cはコリンを表していて、クリルオイルのリン脂質はホスファチジルコリンが主体となっています。
「トリグリセリド結合型オメガ3」を摂取した場合、消化管の中で胆汁酸やリパーゼ(脂肪分解酵素)の働きによって、トリグリセリドとDHA・EPAがそれぞれいったん分解され、そのあと吸収されることになります。
 これに対して、「リン脂質結合型オメガ3」は、リン脂質自体が乳化剤として体内への吸収を促すため、DHA・EPAは効率よく体内に吸収されていきます。

リン脂質結合型のオメガ3
 一般の魚油は、前記したように「トリグリセリド結合型オメガ3」しか含んでいませんが、クリルオイルは「トリグリセリド結合型オメガ3」と共に「リン脂質結合型オメガ3」も含んでいるのが大きな特徴です。
 そのため、クリルオイルは、魚油にくらべて、より多く、より効率的に体内へ吸収され、保持されます。
 しかも、多くのオメガ3は、リン脂質に結合しているのです。
 具体的には、脳、肝臓、腎臓、副腎、褐色脂肪、胸腺および眼球血管膜、網膜などの組織へオメガ3を円滑に送り届ける上で、リン脂質結合型のほうが、トリグリセリド結合型より優れていることが明らかにされています。


オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル
オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル


posted by ハートマン at 16:00 | クリルオイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリルオイルの研究の経緯

90年代に抽出法が確立
 オキアミには、平均5%程度の脂質が含まれています(表)。これをクリルオイルと呼んでいます。クリルとはオキアミの英語名Krill。
 クリルオイルの有用性は、オキアミ漁業が本格的にスタートした70年代当時から、一部の専門家のあいだでは注目されていました。
 その後、90年代になってオキアミの脂質を商業的に生産する方法が確立されたことから、90年代末にカナダの会社がクリルオイルの販売を開始。最近はノルウェーや日本の企業もクリルオイル市場に参入して、後述するような新たな研究データも相次いで発表され、一気にクリルオイルの人気が高まっています。
 クリルオイルの原料は「南極オキアミ」と表現されることが多いのですが、それは現在、南極オキアミを原料としたクリルオイルが広く流通しているためで、他の海域でとれたオキアミでも同じ効果が得られます。


オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル
オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル

posted by ハートマン at 14:00 | クリルオイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする