2016年07月30日

実験で証明されたスカベンジャー効果

「自然の抗酸化剤」としての期待
 活性酸素と病気・老化の関連が明らかにされるにつれ、抗酸化剤――体内の活性酸素を消去する薬の開発も進んできました。
 しかし、化学的に合成された抗酸化剤には、副作用の危険がつきまといます。自然の野菜・果物で活性酸素が消去できれば、それに越したことはないわけです。
 そこで、当時、岡山大学医学部にいた私どもは、羅漢果に脳内の活性酸素・フリーラジカルを消す作用があることを、実験で立証しようと試みました。そして、実験の結果、羅漢果の優れたスカベンジャー効果が、数字の上からも立証できました。

実験用ラットの活性酸素が消えた!
 実験は、羅漢果を煎じた抽出液をフリーラジカル発生源に加えて行ないました。そしてその結果、羅漢果液がフリーラジカル三種(DPPHラジカル、スーパーオキサイドラジカル、ヒドロキシルラジカル)をそれぞれ消去することが確認できたのです。
 左頁の表は抗酸化作用の指標として用いたDPPHラジカル消去能をテストした実験例ですが、要するに、羅漢果液の濃度が高いほど、フリーラジカル消去作用が強いことを示しています。
 また、羅漢果がフリーラジカルのみならず、実験用ラット大脳組織の内で脂質過酸化の指標となるチオバルビツール酸反応物質の生成を抑えることも確認できました(次頁のグラフ)。十パーセント濃度の羅漢果液で、チオバルビツール酸反応生成物質の生成を約四十パーセント抑制、という結果でした。こちらの作用も、フリーラジカル消去同様、羅漢果液の濃度が高いほど強まります。
 つまり羅漢果は、「フリーラジカル消去作用」と「過酸化抑制作用」を二つながら持っていることが、実験で確認できたのです。平たくいえば、羅漢果が活性酸素を取り除き、身体の過酸化を防ぐことが科学的に証明されたということ。「神果」として尊ばれてきた羅漢果の効果とは、科学のメスを入れてみれば、優れたスカベンジャーとしての効果であったのです。
  もちろん、この実験結果だけで、臨床的効果についてまで断定することは慎まねばなりません。が、羅漢果のそうした作用により病気を改善し、老化が抑制されることは十分期待できます。また、そうした効果は今後臨床的にも明らかにされていくことでしょう。



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あっと驚く羅漢果の力



posted by ハートマン at 23:00 | 羅漢果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続々登場する羅漢果加工食品

顆粒やティーバッグも登場
 濃縮エキスよりさらに手軽なのが、最近登場した羅漢果顆粒やティーバッグです。ふだん羅漢果茶を愛飲している人が、旅行などに行ったときに持っていってもよいかもしれません。
  また、昨年は、羅漢果エキス配合の飲料が発売され話題となりました。羅漢果ブームが続けば、こうした商品は続々と登場してくることでしょう。たとえば羅漢果エキスを使った化粧水などは、商品化が十分考えられます。
 ここで、羅漢果がなぜ美容に役立つかについて考えてみましょう。
 紫外線がお肌の大敵であることは、女性ならずとも知っているでしょう。私たちの肌は、紫外線を浴びると活性酸素を多量に発生させます。この活性酸素こそ、体内で過酸化脂質を増やしてシミやソバカスを作
ったり、アルロン酸(肌の保潤作用を担う成分)の働きを弱めてシワを作りやすくする「お肌の大敵」なのです。
 羅漢果は、そのスカベンジャー作用で活性酸素を除去し、抗過酸化作用を発揮するからこそ、美容に役立つわけです。

羅漢果ゼリー、グミなども登場
 これまで、最もポピュラーな羅漢果加工品といえばのど飴でしたが、最近はさまざまな商品が登場しています。たとえば、羅漢果ゼリー、羅漢果グミなど……。
 研究者の一人として、羅漢果の素晴らしさが人口に膾炙していくのは慶びに堪えませんが、しかし、一方ではこうした動きにやや不安もおぼえます。
 これらの商品が本当に健康に寄与するものならよいのですが、羅漢果エキスが申しわけ程度しか含まれていず、ブームに便乗しようと「羅漢果」の名を冠しただけのものだとしたら、かえって羅漢果のイメージダウンになりかねません。
 読者諸氏は、どうか正しく羅漢果を利用し、健康に役立てていって下さい。


あっと驚く羅漢果の力
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posted by ハートマン at 22:00 | 羅漢果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アレルギーを軽減させる

アレルギーと活性酸素の関係
 近年のアレルギー疾患の急増は社会問題といってもよいほど深刻なものです。厚生省のアレルギー疾患疫学研究班の調査によると、三人に一人の割合でなんらかの疾患を持っていると報告されています。(平成五年から二年間)。
 一連のアレルギー疾患――アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症など――には、いずれも活性酸素が深くかかわっています。アレルギー体質は、生体内で増え過ぎた活性酸素が細胞膜を傷つけることから起こるのも大きな原因なのです。
 傷ついた細胞膜は、本来体内に入れても平気な物質に、過敏に「免疫反応」をするようになります。アレルギーとはこのような過敏な防御反応のことなのです。

アレルギーは現代病
 つまり、近年アレルギー疾患が急増している理由の一つは、現代人が活性酸素を発生させやすい環境で暮らしていることにあります。したがって、アレルギー疾患を軽減するためには、アレルゲン(=アレルギーを起こす物質。ダニ、カビ、特定の食品、花粉症ならスギ花粉など)を除去するだけでなく、体内の過剰な活性酸素を消す必要があるわけです。
 そのために、羅漢果のスカベンジャー効果(活性酸素消去作用)は役に立つといえます。





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posted by ハートマン at 21:00 | 羅漢果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

羅漢果はウリ科のつる性植物

生のままでは食べない「果物」
 羅漢果の植物学的特徴を見てみます。羅漢果はウリ科の多年草つる性植物で、学名を〈Momordicae  grosvenori  Swingle〉といいます。私たちがお店で見る乾燥品は茶褐色ですが、生の果実は濃い緑色で、表面は光沢があります。
 現在はぶどう棚のような棚で栽培されており、たわわに実った様子はぶどうなどの果物と変わりません。ちがうのは、生のままで食べることがない点。羅漢果の実は、生ではほとんど甘みもなく、後述するフリーラジカル消去効果もあまり期待できません。また、生のままだと虫害を受けやすいこともあり、収穫されるとすぐに加工されます。
 加工は通常、天日で乾したあと加熱処理をするやり方で行なわれます。天日で七日間乾し、とろ火で七〜八昼夜もあぶり続けるという、手間のかかる作業です。これを経ることによって果実の糖化が進み、甘みが出るのです。


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posted by ハートマン at 19:00 | 羅漢果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする