2017年05月12日

薬効の秘密は「サポニン効果」

バランスよい豊富な栄養成分
 高麗ニンジンは、成長過程で大地に含まれているありったけの栄養分を存分に吸収して育ちます。
 高麗ニンジンを一度栽培すると、その土地は極端にやせてしまい、以後一五年近く
農地としての利用ができないといわれるほどです。
 このことは高麗ニンジンの希少価値を高めている理由にもなっています。それはともかく、大地のあらゆる栄養素を凝縮して一身に取り込むだけあって、高麗ニンジンの含有成分は、じつに素晴らしい内容になっています。
 エネルギー源となる炭水化物(ブドウ糖・麦芽糖・ラムノース・澱粉)をはじめ、生体の構成成分として不可欠なアミノ酸および必須アミノ酸。
 ほかに、ビタミンB1・B2・B12などのビタミン類。そしてナトリウム・マグネシウム・カリウム・カルシウム・鉄・リンといった各種ミネラルの含有も見逃せません。

二五種のサポニンの総合作用
 有効成分の中で、もっとも注目したいのは「サポニン」です。
 サポニンとは、糖とほかの成分が酵素を仲介に結合した物質で、結合の仕方によって異なる作用を発揮します。
 現在、高麗ニンジンの成分中には、二五種のサポニンが見つかっており、以下のような総合作用が確認されています。
@免疫力の低下をもとへもどす。
A血栓症の予防と治療ができる。
B血流を改善する。
C副腎皮質ホルモンの分泌を促す。
D疲労回復を促す。
E脳の中枢の鎮静および興奮作用。
F精神安定作用。
G精子の数を増やす。
Hタンパク質・脂質・核酸の合成を促す。
 高麗ニンジンの有効性の大部分は、このサポニンの働きに由来しているといってよいでしょう。


難病にはやっぱり高麗ニンジン
難病にはやっぱり高麗ニンジン

posted by ハートマン at 09:52 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

脳卒中・心筋梗塞の予防と療養に

脳血栓・脳塞栓への有効性
 脳卒中を起こす直接の原因には脳血栓や脳塞栓などがありますが、それらは血管の劣化や血液成分の膠着などが要因で、血液の流れが遮断されると発症します。
 第一章で述べたように、高麗ニンジンには、血栓の生成を抑える働きがありますから、脳血栓の予防には適しています。
 また、血小板の凝集を防ぐ作用や、すでに凝集しかけている血小板を溶かしてしまう効果もそなわっています。
 ですから、脳溢血の予防・治療後の療養薬として有効でしょう。

狭心症・心筋梗塞にも効果的
 脳卒中が脳の血管の障害で起こるように、狭心症は、心筋への血流が悪くなることで発症します。血液の流れが遮断されれば、心筋梗塞を引き起こします。
 高麗ニンジンには、血管の劣化を防ぎ血液循環を促す働きがありますから、狭心症や心筋梗塞の発作予防に効果的です。
 また、弱っている心臓機能を回復するうえでも、高麗ニンジンのサポニンなどは有効です。


難病にはやっぱり高麗ニンジン
難病にはやっぱり高麗ニンジン


posted by ハートマン at 12:23 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

インシュリン分泌を促す

糖尿病はなぜ起こる?
 糖分を摂取した場合、膵臓のランゲルハンス島からインシュリンが分泌されます。インシュリンは血中の糖分を代謝させ、エネルギー源として細胞内に送りこみます。 この機能が正常に働いていれば、血液中の糖量は、つねに一定値に保たれるシステムになっています。
 ところが、膵炎などが原因でインシュリンの分泌量が低下すると代謝異常を起こし、糖は血液中にどんどん残留し、血糖値が上昇しはじめるのです。

合併症が死亡率を高める
 糖尿病で、もっとも恐ろしいのは合併症です。
 インシュリンの分泌量が低下して、糖が細胞に入らないと、糖の代わりに皮下脂肪がエネルギー源として使われます。
 その場合、余剰の脂肪が血中に残留し血管を劣化させて、血管障害などの病気を誘発する危険が出てきます。 糖尿病で死亡する場合、こうして引き起こされた合併症の疾患が、直接の死因となるケースが多いのです。

高麗ニンジンで尿糖が陰性に
 富山医科薬科大学の木村博士らの動物実験で、
「糖尿病のマウスに高麗ニンジンの抽出物を与えたところ、血中の糖度が正常値にもどった」
 という結果が報告されています。
 これは、高麗ニンジンが膵臓に働きかけて、インシュリンの分泌を適性に導いたためと思われます。
 また、高麗ニンジン自体が、インシュリンとよく似た働きをもつことが、愛媛大学の奥田教授らによって明らかにされています。
 実際の糖尿病患者を対象に、三楽病院の菊谷豊彦博士が行なった臨床検査では、
「市販の高麗ニンジン製剤を糖尿病患者に投与した結果、八三%の患者に自覚症状の改善がみられた」
 といいます。
 そのほかにも、高麗ニンジンを摂取し続けたことで、尿糖の検査が陰性になったというケースがたくさん報告されています。
 しかし残念ながら、ウイルス性の感染性糖尿病や、若年性糖尿病についての効果は、認められていません。
 現段階で高麗ニンジンの有効性が期待できるのは、中年以降に自然発症した糖尿病にかぎられます。



難病にはやっぱり高麗ニンジン
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posted by ハートマン at 07:53 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

紀元前の昔から「霊薬」として珍重

ウコギ科の多年草
 高麗ニンジンは、中国東北部や朝鮮半島、シベリア東南部に自生するウコギ科の多年草。根が薬用に用いられます。
 原産地周辺では、かなり古くから「不老長寿の霊薬」として知られ、紀元前一世紀の中国の薬物書に、すでに薬効の記載が見られます。
 しかしながら、野生の成熟した高麗ニンジンは希少で、利用できたのはごく一部の上流階級の人々だけ。一般庶民にはとても手の出ない高価な漢方薬でした。

奈良時代に日本に伝来
 高麗ニンジンが日本に伝えられたのは奈良時代のことです。
 当時、中国東北部に栄えていた渤海国の使者が、天皇への貢ぎものとして奉じた記録が残っています。
 その後、徳川吉宗の時代に幕府の薬園で人工栽培に成功し、信州や出雲地方に種子が分与されました。
 それが、現在の三大産地──島根県、長野県、福島県──形成のルーツとされています。

驚くべき漢方医学の先見性
 中国で約二〇〇〇年前に編纂された薬物書『神農本草経』に、高麗ニンジンの薬効が、次のように紹介されています。
「五臓を補う。精神を安んず。魂魄を定める。驚悸を止める。邪気を除く。目を明らかにし心を開く。智を益す。身を軽くし年を延ぶ」
 つまり、高麗ニンジンには五臓(心・肺・腎・肝・脾)の働きを正常化し、精神状態を安定させ、目や心臓の働きを高めて、脳の働きを活性化し、長寿を叶える有効性があるというわけです。
 これらは、近年の化学的検証によって明らかになってきた高麗ニンジンの効用を、ほとんどすべて網羅しており、漢方医学の先見性には驚くばかりです。
 さらに、このあとに編纂された『名医別録』には、高麗ニンジンの血行促進作用が明記され、堅いしこり(ガン)に対する効能まで記されています。



難病にはやっぱり高麗ニンジン
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posted by ハートマン at 14:01 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月25日

アスリートにもおすすめ

疲れやすい人にも、高麗人参は効果的に働きます。

ネズミを2群に分け、一方にだけ高麗人参を与えて水中で泳がせたところ、高麗人参を与えたほうが統計的に有意に長く泳いでいたと報告されています。高麗人参の働きで、疲労が抑えられた結果と考えられます。

アスリートや登山家なども、日頃から高麗人参を摂取していると、疲労感の緩和のほか、筋力アップや、心筋機能の向上、さらに肺活量も高めてくれます。また、高麗人参の摂取は気力の向上にもつながります。

古代の漢方では、高麗人参の抗疲労作用は、脾臓の「気」を補う働きによって生み出されると説明されてきました。漢方では、脾臓は消化と吸収を司る臓器とされているため、脾臓の「気」を補って消化・吸収がよくなると、筋肉に十分な栄養が補充され、疲労しにくくなるというわけです。


高麗人参
若さと健康を守る薬用植物の王様 高麗人参

posted by ハートマン at 11:20 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不整脈の改善にも有効

高麗人参は、心臓の鼓動のリズムが乱れる不整脈に対しても効果を発揮します。不整脈は、心臓のトラブルに起因して起こるほか、健康な人でも過労や寝不足で体調が悪い時に起こることがあります。

漢方では、どのタイプの不整脈にも高麗人参が処方されます。最も有名な処方が「生脈散」です。これは高麗人参と五味子、麦門冬の3つの生薬を組み合わせたもので、その名が示すとおり、脈を生じる薬です。

もう1つ、不整脈には「炙甘草湯」もよく使われます。これは炙った甘草と高麗人参を主成分とした漢方薬です。漢方の古典『傷寒論』にも「脈結代(脈の打ち方がゆっくりで時々止まる状態)、心動悸するは、炙甘草湯これを主る」と記載されています。


高麗人参
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posted by ハートマン at 11:19 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

免疫力の増強を促す

高麗人参は「元気」を補う働きがあります。元気は、自然治癒力と言い換えることもできますが、その治癒力の担い手の1つが免疫力です。

免疫力というのは、体に備わっている健康を維持する力、病気と闘う力のことです。免疫細胞と呼ばれる兵士たちが、日夜、体の中を巡回し、病原菌などの異物を見つけると、見事なチームプレーですみやかに排除する仕組みになっています。異物の中には、体の中で生じるがん細胞も含まれます。

高麗人参は、免疫細胞(マクロファージなど)の働きを増強する力があります。例えば、風邪を引きやすい人は、免疫力が低下している証拠ですが、そうした人が高麗人参を日常的に摂取していると風邪をひきにくくなります。

また、風邪のひきはじめにも、高麗人参はよく効きます。漢方では、風邪の引き始めに「香蘇散」がよく用いられます。これは香附子(ハマスゲの根茎)と蘇葉(シソの葉)などの生薬を配合した方剤(2種類以上混ぜた漢方)ですが、そこに高麗人参を加える「参蘇飲」という処方があり、体の弱い人の風邪によく用いられるのです。

さらに、高麗人参の免疫増強作用は、各種のがんに対しても大きな効果を発揮することが報告されています(32ページ)。


高麗人参
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posted by ハートマン at 11:19 | 高麗人参 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

血液と血管の両方に作用する

高麗人参は「血」そのものをダイレクトに補う作用もあります。西洋医学でいう造血作用です。血液は骨髄で作られますが、高麗人参は骨髄の働きを高めて血液の生成を促す作用があるのです。

また、血液の流れが悪くなる背景には、動脈硬化も関係しています。動脈硬化というのは、血管の内壁にコレステロールなどの血中脂質が沈着し、血管が固くなったり、細くなってしまう状態をいいます。こうなると、古くなった水道管のように、血液が流れにくくなりますが、高麗人参は血液中のコレステロールを減らす作用があります。

さらに、高麗人参は血液をさらさらにする効果もあります。血液中には酸素を運んでいる赤血球と呼ばれる物質があります。この赤血球はとても大きい形をしているため、末梢の細い血管を通過する時には、柔軟に変形する仕組みになっています。

ところが、年をとったり、生活習慣に問題があったりすると、赤血球の変形能力が弱まって、血液がドロドロしはじめます。高麗人参は、赤血球の変形能力を高める効果もあるのです。
このように多方面から血液と血管を健康に保つ高麗人参の効果は、血行が滞りやすい現代人にはとても貴重なものです。


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