2018年02月05日

シソの解毒作用

 宮崎安定による「農業全書」のなかで、シソは「生魚に加えれば魚毒を殺す」とあります。また、シソには「殺菌・解毒作用」があるから、刺身と一緒に食べると食あたりしないとも言われています。
 しかし本文では、シソには解毒作用はないといいました(30ページ参照)。一体どちらが正しいのでしょうか?
 答えは両方とも正しいといえます。なぜなら、解毒作用はシソの葉に含まれる香りの成分によるもので、シソの葉エキスはシソの抽出液であり、この香りの成分(ペリルアルデヒド)を除いたものだからです。シソ特有の香りを除去した理由は、ペリルアルデヒドには殺菌・解毒作用がある半面、接触性のアレルギー性皮膚炎の原因と考えられる物質だったからです。
 一つの葉の中にアレルギーの原因となる物質と、アレルギーを抑える物質の両方を含んでいるとは、不思議な植物です。
 ちなみに、ペリルアルデヒドを除去したシソの葉エキスの薬効の強さは、殺菌・解毒作用がなくなったこと以外、除去する前と何ら変りありませんので、ご心配なく。



シソの葉エキスの秘密
シソの葉エキスの秘密

posted by ハートマン at 11:36 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする