2017年11月09日

成長期はキシキシ骨が伸びる?【牛乳】

20歳前後に最大骨量を迎える
 3kgで生まれた赤ちゃんは3〜4ヶ月で体重が2倍、1年後には3倍、そして20年後には20倍になります。これに伴って骨が増加することはいうまでもありません。ただ量が増加するだけでなく、その中味が充実します。中味の充実度は「骨密度」あるいは「骨塩量」という数字で示されます。まさに音もでそうな速さで大きくなり、充実していくのです。
 骨密度が最高になる点を最大骨量(ピーク・ボン・マス)といいます。このピークに達する年齢は、しばらく前までは30歳頃とされてきました。しかし、近年骨密度の測定法が進歩し、手軽に測定できるようになった結果、若い人達の測定も行われるようになり、従来の見方は大きく変えなければならなくなりました。すなわち13頁の図に見られるように女子では18歳頃、男子では20歳頃であることが分かったのです。

骨の貯蓄が老後に役立つ
 従来は、後述の骨粗鬆症を予防するために、高齢者のカルシウム摂取が重視されてきました。しかし、骨の老化が始まってからカルシウムを補給しても、骨塩量の減少をくい止めることは容易ではありません。それよりも最大骨量を高めておけば、たとえ高齢期になって骨量が減っても骨粗鬆症になる危険が少ないと考えられるようになってきました。いわば貯金が多ければ、少々使い込んでも破産することがないようなものです。
 そうはいっても、40年後の骨粗鬆症を防ぐために、20歳頃の骨量を高めておけと勧めても、若い人達にはピンとこないでしょう。辻学園の廣田先生は若い人達の骨密度を長年調査してこられましたが、その結果18〜24歳の女性の約10%は60歳以上に相当する骨密度しかなく、そのうち3%はいつ骨折を起こしても不思議でない危険な状態であったと報告しています。骨粗鬆症は決して高齢者だけの問題ではないのです。



牛乳で強い骨づくり
牛乳で強い骨づくり


posted by ハートマン at 11:58 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする