2017年07月03日

びわの実学校

 童話雑誌といえば夏目漱石の弟子の鈴木三重吉が主宰した「赤い鳥」が有名です。大正七年に発刊され、小川未明の幻想童話をはじめ、北原白秋、西條八十の童謡のほかに、芥川龍之介、島崎藤村、野上弥生子、佐藤春夫など小説家たちの童話も掲載され、ジャンルを越えて錚々たる作家陣が作品を寄せていました。
 「赤い鳥」同様に一時代を画した童話雑誌が「びわの実学校」です。昭和三十八年、坪田譲治(一八九〇〜一九八二)が七四歳の時に私費を投じて創刊され、著名な童話作家たちが同人となって編集に携わり、数々の作家が育つ場となりました。
 誌名の「びわの実学校」は、発行所でもあった譲治の自宅の玄関脇に大きなびわの木があり、また庭には「びわのみ文庫」なる子ども図書館も開いていたところから名付けられたといいます。
 譲治の死後も暫く続いた「びわの実学校」ですが、平成六年廃刊されました。
 坪田譲治のふるさと岡山市では「坪田譲治文学賞」を創設し、童話・児童文学ジャンルの発展に寄与しています。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

posted by ハートマン at 10:37 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする