2017年06月29日

古くから知られてきた田七人参の効能

文献に見る効能
 田七人参についての記述は『本草綱目』だけでなく、多くの古い文献にも登場しています。そして、その多くは、田七人参のすぐれた止血作用について述べています。
 使い方は文献によっていろいろです。田七人参の粉末をそのまま傷口に振りかければいいとしたものもあるし、単独で服用するか、あるいは他の生薬と共に服用するとしたものもあります。
 また、血を止めるだけでなく、痛みを止める効果があるとしたものもあるし、止血止痛の効果は、外傷だけでなく腸内出血や下血に対しても有効であるとした文献も見受けられます。
 田七人参の止血作用については次のようなおもしろい話もあります。
 高貴薬として良く知られ強壮薬に用いられる鹿茸(ろくじょう)という生薬は、シカの角が新しく生え変わるときに袋状の皮膚ごと切除したものですが、切除した際にその傷口に田七人参の粉末を擦り込み治療を行うと、鹿の出血が直ちに止まると言われています。

現在も止血薬として多用されている
 田七人参はいまも、止血薬や痛み止めとしてさかんに利用されています。
 とくに中国では、単独で用いられるだけでなく、血症の臨床にも化血丹、軍門止血方、七宝散、安血飲などの方剤(複数の生薬を併せた処方)中の主要薬としても使われています。
 また、アジアの広い地域でよく知られた『雲南白薬』という薬があり、これは打ち身、ねんざ、切り傷などの内出血・外出血に対する止血・消腫・鎮痛に優れた効果を発揮するといわれています。この薬も田七人参を主薬としており、中国内だけでなくアジア全域でつかわれているのです。





五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

posted by ハートマン at 18:00 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする