2017年11月21日

「備長炭」人気の秘密は何か

「備長炭使用店」の看板が目に付く
 飲食店街を歩いていると、よく「炭焼き」の看板を見かけます。焼き鳥屋、うなぎ屋、コーヒー店など本格派を自認するところなら、ほとんどが炭火を使って焼いています。
 そのほかステーキ、せんべい……などにも使われています。バーベキューも炭で焼くとおいしさが全然違います。
 炭の中でも、「おいしさを生む日本一の炭」と評判が高いのが備長炭です。東京とか大阪の一流うなぎ蒲焼き店には、ケヤキの分厚い板に毛筆書体で「紀州備長炭使用店」と書かれた看板が掲げられています。
 ひところは、備長炭といえばうなぎ屋専門の燃料≠ニいった感がありましたが、最近はいろいろな料理店で使われています。
 備長炭が高級料理の燃料として好まれるのは、ひとえに燃焼性にすぐれているからです。

おいしい水、温泉効果、消臭作用…
 もちろん燃焼性だけではありません。 そのほかに、備長炭は木炭としてのいろいろな特性を持っています。
 有機物を吸着する作用で、カルキ臭の強い水道水をおいしい水に変えたり、ごはんをふっくらおいしく炊いたり、ペットやトイレ・冷蔵庫などのいやな臭いを消す消臭剤の働きもしてくれます。
 お風呂に入れれば、肌を美しくしたり、淘フを芯から温める「温泉効果」もあります。
 まくらの中に入れると、ぐっすり眠れる安眠まくら≠ノなります。

将来、大きく広がる備長炭の活用
 備長炭を家の床下や壁などに埋炭∞敷炭≠オて、余分な電気をアースし、不要な電磁波の障害をなくし、自然のリラクゼーションをつくりだす試みも進められています。
 炭を粉状にして畑などにまくと、作物の成長を助け、農薬や化学肥料を減らすこともできます。環境にもやさしい備長炭なのです。
 このように、備長炭の効用は数え上げればきりがありません。
 備長炭が見直されればされるほど、その活躍の場は、これからますます大きく広がっていくことでしょう。
 次の章で、備長炭の作用とその活用法をくわしく説明しましょう。

備長炭の神秘
備長炭の神秘


posted by ハートマン at 15:06 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

「備長炭」は樫の木の蒸し焼き?

炭は木材を蒸し焼きにした燃料
 備長炭はウバメガシ(姥目樫)という樫の木を材料に作られる堅い良質の白炭≠フことです。白炭といってもわからない人が多いと思います。まず炭のことから説明しましょう。
 木材を蒸し焼きにすると炭になります。炭とは、「木材を蒸し焼きにしてできる燃料」のことです。木炭とも称されます。 みなさんも経験があると思いますが、薪や木が燃えたあと、黒くなって残ります。これを燠といいます。この燠が木炭のそもそもの始めでした。

炭には「黒炭」と「白炭」がある
 炭は、焼く温度によって黒炭(こくたんとも言う)、白炭(はくたんとも言う)に分けられます。
 黒炭、白炭とも製炭法はほとんど変わりませんが、最後の炭の消し方によって違いが出てきます。
 炭は窯の中で焼かれます。
 窯の中で原木の炭化≠ェ進みます。炭化が終わったところで窯口をふさぎ、窯が冷えてから炭を取り出すと、炭には火がついていないので真っ黒です。真っ黒なので「黒炭」とよばれます。
 一方、炭化が終わったところで窯口を全開して空気を入れると、炭は赤熱化≠オ、黄金色に透き通ります。
 これを窯の外にかき出し、消し粉(水を加えて湿気を持たせた木の灰)をかけて消火冷却します。
 灰をかぶった炭の表面は白いので「白炭」とよばれます。備長炭はこの白炭の代表的なものです。
 なお空気を入れる頃合と、炭をかき出す頃合は、炭焼き職人の長年のカンと経験で判断します。これによって炭の良し悪しが決まるのです。




備長炭の神秘
備長炭の神秘

posted by ハートマン at 09:39 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

骨折、寝たきりの原因になる【牛乳】

脳血管疾患に次いで多い原因
 骨粗鬆症でこわいのは骨折です。骨がもろくなっていて、ちょっとした力がかかると骨折を起こしやすいからです。老人の骨粗鬆症による骨折は年間で10万人を越えるとされます。
 骨折の多い体の部位は、25頁の図に示すように、背骨、手首、腕、股の付け根です。中でも最もこわいのは股の付け根の骨すなわち大腿骨頸部の骨折です。
 大腿骨頸部骨折を起こすと歩けなくなるので、寝込むことになります。そのまま恢復が遅れると筋肉や骨がますます弱まり、寝たきりになってしまいます。寝たきりになると刺激も少なくなり、ボケを起こしたり、体力が低下して余病を併発しやすくなります。そのため1割くらいの人は1年以内に亡くなってしまうといいます。
 わが国では寝たきりの原因で一番多いのは脳血管疾患によるもので、これに次いで多いのが大腿骨頸部骨折によるもので、寝たきりの2割くらいを占めるといわれています。高齢化社会における深刻な社会問題でもあります。



牛乳で強い骨づくり
牛乳で強い骨づくり


posted by ハートマン at 11:05 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月14日

骨粗鬆症の診断基準は?【牛乳】

骨量の減少と臨床から判断
骨粗鬆症とは「骨量が減少しかつ骨組織の微細構造が変化し、そのため骨がもろくなり骨折しやすくなった病態」と定義されています。
 骨粗鬆症を大別すると、原発性骨粗鬆症と続発性(二次性)骨粗鬆症になります。後者は何らかの病気があってその影響で起こるもので、元の病気の治療がまず行われなければなりません。一般に問題になっているのは前者の原発性骨粗鬆症で、老化に伴って起こるものです。
 骨量は老化に伴って減少しますので、どこまで減ったら骨粗鬆症と診断するかの基準がなければなりません。日本骨代謝学会では、骨粗鬆症の診断を骨量の減少と臨床症状の二つを重視する立場から、数次の改訂を経て、原発性骨粗鬆症の診断基準を23頁の表のように定めています。

骨萎縮度と骨密度量値
 外から大きな力が加わったわけでもないのに椎骨がつぶれたような骨折が起きており、骨量の減少が認められる場合に骨粗鬆症と診断されます。また、骨折がなくても「骨萎縮度」がU度以上か、「骨密度量値」が70%未満の場合にも骨粗鬆症と診断されます。
 骨萎縮度はX線撮影によって測定されます。そして骨密度はデキサ法(二重エネルギーX線吸収法)が最も正確とされています。最近は超音波によりかかとの骨を測る方法が普及してきましたが、この方法は安全で装置も比較的安価という利点がありますが、デキサ法ほどの信頼度はないので、スクリーニング的に用いられています。


牛乳で強い骨づくり
牛乳で強い骨づくり

posted by ハートマン at 10:25 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

成長期はキシキシ骨が伸びる?【牛乳】

20歳前後に最大骨量を迎える
 3kgで生まれた赤ちゃんは3〜4ヶ月で体重が2倍、1年後には3倍、そして20年後には20倍になります。これに伴って骨が増加することはいうまでもありません。ただ量が増加するだけでなく、その中味が充実します。中味の充実度は「骨密度」あるいは「骨塩量」という数字で示されます。まさに音もでそうな速さで大きくなり、充実していくのです。
 骨密度が最高になる点を最大骨量(ピーク・ボン・マス)といいます。このピークに達する年齢は、しばらく前までは30歳頃とされてきました。しかし、近年骨密度の測定法が進歩し、手軽に測定できるようになった結果、若い人達の測定も行われるようになり、従来の見方は大きく変えなければならなくなりました。すなわち13頁の図に見られるように女子では18歳頃、男子では20歳頃であることが分かったのです。

骨の貯蓄が老後に役立つ
 従来は、後述の骨粗鬆症を予防するために、高齢者のカルシウム摂取が重視されてきました。しかし、骨の老化が始まってからカルシウムを補給しても、骨塩量の減少をくい止めることは容易ではありません。それよりも最大骨量を高めておけば、たとえ高齢期になって骨量が減っても骨粗鬆症になる危険が少ないと考えられるようになってきました。いわば貯金が多ければ、少々使い込んでも破産することがないようなものです。
 そうはいっても、40年後の骨粗鬆症を防ぐために、20歳頃の骨量を高めておけと勧めても、若い人達にはピンとこないでしょう。辻学園の廣田先生は若い人達の骨密度を長年調査してこられましたが、その結果18〜24歳の女性の約10%は60歳以上に相当する骨密度しかなく、そのうち3%はいつ骨折を起こしても不思議でない危険な状態であったと報告しています。骨粗鬆症は決して高齢者だけの問題ではないのです。



牛乳で強い骨づくり
牛乳で強い骨づくり


posted by ハートマン at 11:58 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

日本人はカルシウムが足りない【牛乳】

若年層でとくに少ない
 飽食といわれる現在の日本人の食生活は、栄養的に見ると過剰が問題です。しかし、カルシウムだけは別です。毎年行われる国民栄養調査の成績では、平均的にカルシウムがいつも不足になっています。平成7年の成績では、カルシウムの摂取量は平均栄養所要量に対して97%でした。平均が100%ということは、ちょうどよい状態ということではなく、半分の人はオーバーで半分の人はアンダーということです。したがって、97%ということは不足の人の方が多いということです。
 平均が不足ということ以上に問題なのは、9頁の図のように10歳代後半から20歳代、30歳代の若い層が大きく落ち込んでいることです。後述のように、骨の実質が出来上がるのは、10歳代後半から20歳代にかけてですから、この時期のカルシウム不足は高齢期になっての骨粗鬆症の危険を大きくします。

欧米に比べ乳製品の摂取が少ない
 日本人のカルシウム摂取不足の最大の原因は牛乳・乳製品の摂取が少ないからです。カルシウムの摂取量のうち牛乳・乳製品由来が、アメリカでは75%、イギリスでは56%といいますが、わが国では平成6年の国民栄養調査によれば、所要量を満たしている世帯で31%、所要量を20%以上下回っている世帯では21%と、著しく低い結果になっています。
 日本人のカルシウム所要量の平均は1日600mgですから、20%不足ということは120mgです。この量は牛乳120mlに含まれる量です。日本人が今より100ml牛乳を多く飲めば、カルシウム不足はほとんど解消することになります。


牛乳で強い骨づくり
牛乳で強い骨づくり

posted by ハートマン at 10:12 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

乳酸菌の整腸効果

乳酸菌と食べ物の栄養
 乳酸菌の発酵によって食べ物の栄養分が変化することがあります。
 たとえばタンパク質は、乳酸菌の作る酵素によって一部はアミノ酸にまで分解され、腸から吸収されやすくなります。
 ビタミンには、乳酸菌に使われるもの(ビタミンCやビタミンB12など)と乳酸菌によって作られるもの(葉酸など)があり、それに伴って発酵食品では元の食品中のビタミン含量が増減します。

乳酸菌は下痢を予防し回復を早める
 下痢は、腸の細胞が病原菌や腐敗菌の出した毒素によって障害を受け、腸管からの水分の吸収がうまくゆかなくなって起こります。乳酸菌は病原菌や腐敗菌のすみかやエサを奪うことによって、腸外へ追い出します。また、乳酸菌は増えながら乳酸や酢酸を出して腸内環境を弱酸性に傾けます。そのような環境は病原菌や腐敗菌よりも発酵菌に都合がいいので、有害菌の減少と定着乳酸菌の増加をもたらし、安定な腸内細菌叢が回復します。



乳酸菌は腸内の働きもん
乳酸菌は腸内の働きもん

posted by ハートマン at 12:03 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

乳製品以外の乳酸菌の利用

乳酸菌の発酵でできる漬け物
 野菜などを塩や酢に漬けると、腐敗菌の増殖が抑えられて保存がきくようになります。これが漬け物です。日本には、みそ漬け、かす漬け、からし漬けなど、とても多くの漬け物がありますが、一部の塩漬けでは漬かっている間に乳酸菌による発酵が進みます。特に、京都の伝統的な漬け物であるすぐきやしば漬け(生しばづけ)には乳酸菌が豊富です。またぬかみそ漬けでは、ぬか床に住んでいる乳酸菌と酵母が野菜を発酵します。ほかに、ピクルスやサワークラウトも乳酸菌が発酵した漬け物です。
 野菜を漬けるには、まず塩漬けにして細胞液を浸出させます。糖分を含むこの細胞液が乳酸菌の栄養となるのです。漬け物類は、ぬかみそ漬け以外、ふつう種菌は使わず、野菜や漬け物樽に付着した乳酸菌で発酵が進みます。よく見つかる乳酸菌は、桿菌ではプランタルム菌、ブレビス菌など、球菌ではリューコノストック属やペディオコッカス属の菌です。塩漬け状態で増殖する漬け物の乳酸菌は、高い浸透圧に耐えることができます。

酒造りにも乳酸菌が一役
 日本酒は米のでんぷんを麹かびが糖分に変え、それを清酒酵母がアルコールに変えてできあがります。伝統的な酒造りでは、乳酸菌発酵でできた乳酸が清酒酵母を増やすために重要な役割をします。
 大豆が原料のみそやしょうゆの製造においても、発酵の主役はやはり麹かびと酵母ですが、乳酸菌も風味を良くしたり良質の酵母を増やすために大事な役割をしています。



乳酸菌は腸内の働きもん
乳酸菌は腸内の働きもん



posted by ハートマン at 14:43 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする