2017年07月18日

“人工ホダ木”でシイタケ作り(シイタケ)

 シイタケを育てるホダ木は、野菜栽培における土のようなもの。自然のクヌギやシイの原木が使われています。ホダ木にドリルで穴を空け、そこへ菌を打ち込み、交互に立て架ける。一昔前までのありふれた農作業風景でした。
 その作業に変革が起こりつつあります。仕事がぐっと簡略化できる、人工のホダ木の供給が増えつつあるのです。
 人工ホダ木は、天然のパルプを円筒形状に固め、そこにあらかじめ培養しておいた菌を植え付けたもの。つまり、野菜作りでいう土の耕しと種蒔きの手間が省かれたわけです。あとはビニールハウスに並べて管理するだけ。
 自然の乱開発に伴い天然のホダ木が不足していることもあり、人工ホダ木の評判は上々。伐採木の有効利用の面からも注目されています。
 また、年間を通じての出荷がたやすくなってメリットは倍増。あとは、“後継者を育てる”苦労だけとか。

長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

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2017年07月11日

シイタケでコレステロール排除し、動脈硬化を緩和

生活の乱れが成人病を促進させる
 動脈硬化は、血管の老化現象です。血液中の成分(コレステロールなど)が、長年にわたって血管壁に蓄積し、血管の柔軟性が失われて硬くなってしまう状態を指します。
 三〇歳を過ぎれば誰の体内でも起こり始め&症状とはいえ、乱れた食習慣や過度のストレス、喫煙、飲酒などによって進行のスピードが速まったら赤信号! 成人病はもとより、心筋梗塞や脳梗塞など生命に関わる病気を引き起こす要因になってしまいます。

有効成分「エリタデニン」の働き
 じつはシイタケには、動脈硬化促進の元凶ともいうべき血中のコレステロールを降下させる作用があります。
 シイタケの有効成分「エリタデニン」が、体内のコレステロールの分解を速めて排出を促してくれるのです。
 さらには、十二脂腸に排出されたコレステロールが、小腸から再吸収されるのを防ぐ働きも備えています。
 コステロールが逐次スムーズに排出されれば、血液はつねにサラサラの状態に保たれ、動脈硬化の進行をゆるやかに抑えることができます。

ラット実験でも立証ずみ
 シイタケのコレステロール降下作用をラット実験によって最初に確認したのは東北大学農学部教授(現・郡山女子大学教授)の金田尚志先生でした。
 以後、国立栄養研究所の故・鈴木慎次郎先生が、人間についても同様に有効であることを証明しています。
 その実験内容を紹介してみましよう。
 鈴木先生は、まず数人の看護婦さんにシイタケを常食してもらい、そのコレステロール値の変動を測定しました。するとたった一週間で、コレステロール値は六〜一二%も減少したといいます。
 そこで今度は看護婦さんをニグループに分けて、通常の一日三食のほかに、

@=バターを食べる。
A=バター十シイタケを食べる。

 といった食生活をしてもらいました。バターはコレステロールが多い食品です。そして一週間後、両者のコレステロール値を測定してみた結果、@のグループの看護婦さんは、コレステロール値が平均一五%も上昇。ところが、Aのバターとシイタケを食べたほうのグループは、実験開始時よりコレステロール値が五%も低くなっていたといいます。

長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効



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2017年07月07日

シイタケの名前の由来

 シイタケという名は日本での呼び名であって、諸外国ではそれぞれに異なる名前をもっています。
 日本での名前にかぎっていえば、椎(シイ)の枯木によくできるため椎茸(シイタケ)の名がつけられたと言われています。
 また、季節に関わらず春夏秋冬いつでもできるので四季茸(シキタケ)がなまってシイタケになったという説もあります。
 もともと江戸時代以降から人工栽培によって日本全国に普及された食品であるため、地方独自の呼び名はほとんどなく、唯一、山形県の庄内地方で「ニラブサ」との呼称がある程度です。
 ちなみに正式な学名は「Lentinus edodes」。
 中国では「香磨v、ニューギニアでは「カイカイ」、ネパールでは「ミルグチャウ(鹿に似たキノコの意)」、アイヌ語では「コムニカルシ(柏の茸)」「ペロカルシ(楢の茸)」などと呼ばれています。


長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

posted by ハートマン at 05:51 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

シイタケの風味は“東洋の味”

マツタケ科のきのこの一種
 シイタケは、植物学の分類ではマツタケ科に属します。
 春と秋に、傘の下心部分にできる「胞子」が風で飛ばされ、主にクヌギやシイ、コナラ、カシなどの広葉樹に漂着して繁殖していきます。
 ただし、シイタケが発芽するのは、適当な温度と湿度を備えた風倒本または伐採後の切り株など、すでに枯れている広葉樹に胞子が付着した場合に隕られます。ですから、現在のように人工栽培が充実する以前は、シイタケはじつに希少な食品でした。

東洋人が好む「干シイタケ」
 現在、シイタケは日本、中国、台湾、韓国など、主にアジア諸国で生産されています。
 欧米では、生シイタケの生産は若干あるものの、干シイタケについてはほとんど作られていません。なぜなら、マッシュルームに代表されるキノコの生食は習慣化しているのですが、干したキノコを食べる習慣がないのです。干シイタケの消費は、その大部分が東洋系の人々に隕られるといってね)よいでしよう。
 アジアの中でも、とくに中国における干シイタケの消費量は群を抜いており、日本人とくらべてもさらにその五〜六倍は食べていると思われます。




長寿食シイタケの驚くべき薬効
長寿食シイタケの驚くべき薬効

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2017年07月05日

びわ葉湯とびわ茶

飲んでよし、塗ってよし
 漢方で言う「枇杷葉湯」の作り方は、びわの葉(四g)、莪逑(四g)、呉茱萸(三g)、木香(二g)、茴香(二g)、桂枝(二g)を水六〇〇ccに入れ、約二分の一量になるまで煎じて作ります。でもこれだけの漢方薬を家庭で揃えるのは、非常に難しいため、市販されているものを利用したらいいでしょう。
 びわの葉だけも十分効果があります。
びわの葉をよく洗い、二〜三cmの大きさに切り、よく煎じてできあがりです。お茶代わりになります。優れた薬効と栄養満点のびわ葉を用いたお茶が開発され、販売されています。自然一〇〇%のヘルシーなお茶といえましょう。ワインレッドの美しい色合いと優れた風味をホット、アイスいずれでもお好きなほうで味わってください。
 「びわの葉エキス」の作り方も簡単です。焼酎(三五度)か、薬局などで売っているエタノール(九五%、七〇%どちらでも可)にびわの葉を細かく切って入れ、びわの葉の成分を抽出します。溶液が緑色になったら成分が溶け出した証拠です。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月04日

漢方にみるびわの葉の効能

驚くべき鎮痛作用
 前出のアミグダリンが分解されてできた安息香酸は抗リウマチ、殺菌、鎮痛等に効果を示します。特に、鎮痛効果は絶大で、末期ガンの激しい痛みを和らげたという報告が多数なされています。また、歯痛、捻挫、神経痛等の痛みを抑えるのにも効果があるとされています。
 また、「びわ葉温灸療法」を行うとモルヒネ様物質のエンドルフィンの働きも加味され、驚くべき効能を発揮します。
 神経痛や五十肩に威力を発揮するだけでなく、脊椎を強打した痛みからも回復したという報告もあります。

あせも、皮膚病にも効果抜群
  最近、びわの葉エキス入りの浴用剤が販売されています。びわの葉を切って水といっしょに沸かした風呂に入ると、体が良く温まり、肌が滑らかになるそうです。また、あせもなどの皮膚病にも効果的といわれています。
  その他、びわの葉を使って、咳や痰を抑えた事例、胃腸病などにも効果があるという報告もあります。




自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月03日

びわの実学校

 童話雑誌といえば夏目漱石の弟子の鈴木三重吉が主宰した「赤い鳥」が有名です。大正七年に発刊され、小川未明の幻想童話をはじめ、北原白秋、西條八十の童謡のほかに、芥川龍之介、島崎藤村、野上弥生子、佐藤春夫など小説家たちの童話も掲載され、ジャンルを越えて錚々たる作家陣が作品を寄せていました。
 「赤い鳥」同様に一時代を画した童話雑誌が「びわの実学校」です。昭和三十八年、坪田譲治(一八九〇〜一九八二)が七四歳の時に私費を投じて創刊され、著名な童話作家たちが同人となって編集に携わり、数々の作家が育つ場となりました。
 誌名の「びわの実学校」は、発行所でもあった譲治の自宅の玄関脇に大きなびわの木があり、また庭には「びわのみ文庫」なる子ども図書館も開いていたところから名付けられたといいます。
 譲治の死後も暫く続いた「びわの実学校」ですが、平成六年廃刊されました。
 坪田譲治のふるさと岡山市では「坪田譲治文学賞」を創設し、童話・児童文学ジャンルの発展に寄与しています。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月02日

びわワイン

 びわの果実は生で味わうのが一般的ですが、いろいろな方法で加工した製品もでてきており、それぞれ違った趣があります。
 いくつか紹介しますと、まず缶詰があります。黄桃の缶詰と感じが似ています。冷やして食べるとさらにおいしくなるでしょう。
 また最近、びわの果実をゼリーで包んだお菓子が販売されています。ゼリーの中にびわ果実、なかなかエレガントな感じがし、食味をそそります。
 その他、びわ果実をケーキで包んだお菓子など、バラエティーに富んだ製品が販売されています。
 さらに、びわのワインも登場しました。さわやかな味がし、ほんのりとびわの香りが漂います。ぜひ、味わってみてください。


自分で育てる漢方びわ
自分で育てる漢方びわ

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2017年07月01日

田七人参がガン発生をくいとめた

発ガン予防効果の実験
 動物実験による発ガン試験には、いろいろな方法がありますが、私たちの研究室では先に述べたような発ガンのメカニズムを考慮した「二段階発ガン実験」といわれる方法を用いて実験を行っています。
 この二段階発ガン実験は、結果が判明するのに何週間もかかります。まず最初に、多くの物質の中から、発ガンプロモーターを抑制する可能性があるものを選び出さなければなりません。試験管内の実験によってこのような物質を選び出し、次に実験動物を用いた発ガン実験を行って、予防効果を判定することになるのです。
 すなわち、実験用のマウスに最初に、これだけではガンにならない程度の少量の発ガン物質を投与します。その後、発ガン促進作用(発ガンプロモーター作用)を有する化学物質を長期間投与し続けるとマウスにガンが発生してきます。
 この際、一部のマウスには発ガンプロモ
ーターとともに田七人参のエキスを投与し、田七人参を投与しない場合と比較します。

田七人参のガン発生を抑える力
 この実験によって、田七人参を投与することで、どれくらい発ガンを抑えることができるかがわかるわけです。
 ただし、ここで誤解されると困るのですが、これらの実験はガンに対する予防効果の可能性を検討するものであって、いわゆるガンに効く物質、ガンを治す物質を見つけだすものではないということです。
 つまり、できてしまったガンを治すのではなく、できつつあるガンの発生をくい止めるというわけです。そして、この実験の繰り返しによって、田七人参がさまざまなガンの発生をくいとめる力を持っていることがわかってきたのです。




五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月30日

田七人参がピタリと血を止めた

実験的に確かめられた止血作用
 田七人参に止血効果があることは第1章でも紹介しましたが、これは多くの研究実験によって科学的にも明らかになっています。
 最初に紹介するのは、静岡薬科大学の小菅、横田両博士らが行なった実験です。これは、止血作用があるとされる多数の生薬について、マウスを用いて行なった実験でした。その結果、田七人参の熱水抽出エキスに顕著な止血作用があることを明らかにし、報告しています。
 この実験では、まず、オスのマウスの腹腔内に、生薬のエキスを投与し、10分後に尾の静脈を傷つけ出血させました。そして、30秒間隔で傷口にろ紙をあて、血液がろ紙に付着しなくなるまでの時間(すなわち出血が止まるまでの時間)を計測したのです。この際、生薬のエキスをマウスに投与しない場合(平均約8分で、ろ紙に血液が付着しなくなる)と比較し、出血短縮時間を算出しました。
 この実験では、田七人参は4分以上出血時間を短縮し、実験に供した生薬の中で、もっとも短縮時間が大きなもののひとつであったことが報告されています。

近畿大のデータ
 また近畿大学医学部の野村、古河両博士らは、前に述べた雲南白薬と田七人参のいずれもが、いくつかの西洋薬の止血剤よりも顕著な止血効果を示すことを、同様の実験方法で確認し報告しています。
 この実験結果を示したのが、上の表です。雲南白薬よりは時間がかかっていますが、下ふたつの止血剤より時間が短縮されているのがわかります。
 また、中国ではマウスではなく、イヌやウサギを使った実験も行なわれ、これでも止血作用が明らかになっています。



五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月29日

古くから知られてきた田七人参の効能

文献に見る効能
 田七人参についての記述は『本草綱目』だけでなく、多くの古い文献にも登場しています。そして、その多くは、田七人参のすぐれた止血作用について述べています。
 使い方は文献によっていろいろです。田七人参の粉末をそのまま傷口に振りかければいいとしたものもあるし、単独で服用するか、あるいは他の生薬と共に服用するとしたものもあります。
 また、血を止めるだけでなく、痛みを止める効果があるとしたものもあるし、止血止痛の効果は、外傷だけでなく腸内出血や下血に対しても有効であるとした文献も見受けられます。
 田七人参の止血作用については次のようなおもしろい話もあります。
 高貴薬として良く知られ強壮薬に用いられる鹿茸(ろくじょう)という生薬は、シカの角が新しく生え変わるときに袋状の皮膚ごと切除したものですが、切除した際にその傷口に田七人参の粉末を擦り込み治療を行うと、鹿の出血が直ちに止まると言われています。

現在も止血薬として多用されている
 田七人参はいまも、止血薬や痛み止めとしてさかんに利用されています。
 とくに中国では、単独で用いられるだけでなく、血症の臨床にも化血丹、軍門止血方、七宝散、安血飲などの方剤(複数の生薬を併せた処方)中の主要薬としても使われています。
 また、アジアの広い地域でよく知られた『雲南白薬』という薬があり、これは打ち身、ねんざ、切り傷などの内出血・外出血に対する止血・消腫・鎮痛に優れた効果を発揮するといわれています。この薬も田七人参を主薬としており、中国内だけでなくアジア全域でつかわれているのです。





五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月28日

田七人参は高麗人参の仲間

田七人参とは何?
 田七人参は昭和30年代に初めて日本に紹介され、以来、一部の人たちのあいだではひそかな人気を集めてきました。それが、ここ数年で数多くのマスコミなどでも取り上げられ、ブームを巻き起こしつつあります。現在は粉末やエキス、ドリンクなど、さまざまな商品が販売されるようになりました。
 田七人参は、三七人参とか、田三七などとも呼ばれる生薬で、ウコギ科に属する植物の根です。よく知られた高麗人参と非常に近い植物で、実際、葉や花、果実など地上に見える部分は、素人では区別がつかないほど良く似ています。
 ただし、生薬として用いられる根の部分のかたちは、高麗人参とはかなり違っています。長さは3〜5センチほどで、人参のように細長くはなく、もっとずんぐりした感じのものです。
 この根を掘りおこして、ひげ根や枝根を取り除いたあと、日干しにして半乾きにし、さらに黒褐色のつやが出るまで手でもみながら乾燥させるのです。この完成品はカチンカチンに固いもので、このため粉末にしたり、エキスを取ったりして、服用されるのです。

雲南省、貴州省特産
 田七人参は、日本では栽培されていません。中国南部の雲南省文山県あたりの気候風土がこの栽培に適し、田七人参の85%がここで生産され、日本に輸入されています。年間を通した豊富な雨量、温暖な気候、そしてこの地の土壌が、田七人参の栽培に欠かせないのでしょう。
 かつてはミャオ族など少数民族によって少量のみ栽培されていたのですが、最近はブームもあって、かなり多くの人たちがこの栽培に従事するようになっています。



五臓六腑に田七人参
五臓六腑に田七人参

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2017年06月27日

こんな病気や症状にも効果的(ヤマブシタケ)

感染症
 免疫力の低下を抑えるヤマブシタケの効果は、感染症の予防に最適です。
 ヤマブシタケを日常的に食べていると病原菌に対する抵抗力がぐんと増して、かぜやインフルエンザをはじめ、腎炎、肝炎、腸炎、膀胱炎、あるいは院内感染などを防ぐうえで役立ちます。

アレルギー性疾患
 ヤマブシタケは、免疫力の低下を抑える一方で、免疫力が高まりすぎている人に対しては、免疫力を抑える方向に働きます。
 免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなりますが、逆に免疫力が高まりすぎると、今度はアトピー性皮膚炎や花粉症、ぜんそくといったアレルギー性疾患を招く要因となります。
 ヤマブシタケはこれらの病気の予防と緩和にも大いに有効です。

胃腸の病気
 中国では、ヤマブシタケ(猴頭)を消化不良や胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに効く薬膳の素材として盛んに利用しています。
 最近は、ヤマブシタケの抽出エキスを原料にした慢性胃炎の薬も、中国で市販されているようです。

知能の向上
 ヤマブシタケには、脳の神経細胞の成長を促す脳内物質「NGF」の合成を高める力があることは、24ページで紹介しました。
 この働きは、脳の老化や痴呆症の予防に役立つばかりか、こどもの知能の向上にも有効と考えられます。
 中国では受験シーズンになると、ヤマブシタケ入りのドリンク剤が飛ぶように売れるそうです。


がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ
がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ


posted by ハートマン at 07:59 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

免疫力のバランス回復に最適(ヤマブシタケ)

体にそなわった病気と闘う力
 ヤマブシタケが、中国医学で薬膳の素材として珍重されてきたことは12ページでのべました。
 薬膳は、基本的に体の免疫力を高めることを目的とした料理で、その素材に使われているヤマブシタケも、免疫力を大いに賦活することが分かっています。
 免疫力とは、体にそなわっている病気と闘う力のことです。
 私たちの体は、常に外から侵入してくる無数の細菌やウイルス、あるいは体内で随時生み出されているがん細胞の脅威にさらされています。
 しかしそれでもなお、通常は感染症にかかったり、がんが発生したりしないのは、すべて免疫力のおかげです。
 免疫力のパワーはすさまじくて、体外から病原菌が侵入すると、すぐさま食細胞(マクロファージなど)、B細胞、T細胞といった免疫細胞が飛び出してきて病原菌を一網打尽にやっつけます。
 また、体内にがんが芽生えたときは、免疫細胞のなかでも最強の戦士であるNK細胞が駆け付け、がんの芽を根こそぎ排除してくれます。
 免疫力が十分に働いているかぎり、感染症やがんの発生は強力に阻止できるのです。

ヤマブシタケの多糖体の威力
 ところが、年をとるにつれて免疫力はじょじょに衰えてきます。また最近は、病原性の強い細菌やウイルスが登場したり、環境中に発がん物質が増えていることから、年代に関わらず免疫力の衰えが深刻になっています。
 ヤマブシタケの摂取は、免疫力を奮い立たせるうえで最適です。これは、ヤマブシタケに含まれるβ―D―グルカンの働きによります。
 19ページでのべたように、ヤマブシタケには強力な薬効をもつ「ヘテロ型」のβ―D―グルカンが多量に含まれていて、免疫能を高める力は、いま話題のアガリクスを上回ります。
 しかも、ヤマブシタケの効果は、免疫力が衰えている人に対してはそれを賦活する一方で、免疫力が高まりすぎている人に対しては、逆に免疫力を抑える方向に作用するのが特徴です。
 ですから、感染症やがんだけでなく、免疫力が過剰に高まって起こるアレルギー性疾患などにも、ヤマブシタケの常食が大変有効です。


がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ
がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ

posted by ハートマン at 06:01 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

健康増進に役立つ「栄養成分」(ヤマブシタケ)

良質たんぱく質と微量栄養素
 ヤマブシタケには、健康を保つうえで欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
 まず目をひくのは、良質のたんぱく質です。たんぱく質は、アミノ酸という物質がいくつも結合してできていますが、ヤマブシタケのたんぱく質を構成しているアミノ酸は全部で一六種類。そのうち七種類は、私たちの体のなかでは作り出すことのできない必須アミノ酸となっています。
 また、ヤマブシタケは、有用な微量栄養素の宝庫でもあります。
 ミネラル類では、女性の貧血防止に不可欠な鉄をはじめ、骨を強くするカルシウム、高血圧対策に有効なカリウム、心臓を健康に保つマグネシウムなどを含むほか、ビタミン類では、神経系の働きに必須のビタミンB・B、そして活性酸素(26ページ参照)の害を抑えるビタミンBの存在も確認されています。

ビタミンD前駆体や食物繊維も
 ビタミンの仲間としてはもう一つ、エルゴステロールという、日光(紫外線)に当たるとビタミンDに変わる物質も、ヤマブシタケは豊富に含んでいます。
 エルゴステロールは、体のなかに取り込まれると随時ビタミンDに変化し、カルシウムの吸収を助けたり、骨のカルシウムを調節したりします。したがって、ヤマブシタケの常食は、丈夫な骨をつくるうえでも大いに有効です。
 このほか、ヤマブシタケには、第六の栄養素として脚光を浴びている食物繊維も多く含まれています。ヘミセルロース、ウロナイド、キチン質などがそうで、これらは大腸がんや高コレステロール血症の予防に有効です。



※表省略


がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ
がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ

posted by ハートマン at 08:51 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

日本人とキノコの長いつきあい(ヤマブシタケ)

世界には未知のキノコが多数ある
 地球上には一万種におよぶキノコが自生しているといわれています。しかし、実際には名前さえついていない未確認のキノコがまだたくさんあって、それらをすべて合わせると、世界で一〇万種以上、日本だけでも五〇〇〇種は下らないと推定されています。
 このうち、日本各地で食用にされているキノコは数百種程度。一般によく食べられているものに限れば一〇〜二〇種類にすぎません。
 つまり、私たちが知っているキノコはごく一部でしかなく、専門家でさえ把握していないキノコが、世界の山野には数多く存在しているわけです。

動物でも植物でもない第三の生物
 キノコは菌類の一種で、生物学では動物にも植物にも属さない第三の生物として分類されています。
 見た目は植物のようですが、植物が太陽光線を利用して自ら栄養を作り出すのに対して、キノコなどの菌類は自分で栄養を作り出すことができません。そのため、多くのキノコは木の幹や切り株、ときには生物に寄生して繁殖します。これが植物と大きく異なる点です。

おいしくて体にもいい山の恵み
 私たち日本人は、こうしたキノコ類を昔から好んで食べてきました。
 それを裏づけるように、万葉集や古今和歌集、今昔物語、徒然草といった名だたる古典文学のなかには、キノコをモチーフとした歌や説話がよく見られますし、神道の祭典で用いる神饌(天地の神々に供える飲食物)の素材としても、キノコは欠かせないものでした。
 その一方で、キノコには健康を増したり、ある種の病気を治す力のあることが昔から広く知られていました。これは経験的な知恵に加えて、中国の漢方の影響が大きいでしょう。
 中国では、古来よりさまざまなキノコを生薬(植物や動物、鉱物を素材とした薬)として使用し、成果を上げてきました。それが日本に伝わり、漢方の分野で盛んに使われるようになったようです。 キノコの薬効は、近年になって科学的な側面からも立証されています。現在では、キノコから抽出された成分が、がんの治療薬(クレスチン、レンチナン、シゾフィラン)になっているほか、『日本薬局方』にも数種のキノコが名を連ねています。


がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ
がんを抑え、痴呆を防ぐ ヤマブシタケ

posted by ハートマン at 07:40 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

急性の肝炎を抑えるうえでも有効

GPT値の上昇が抑えられた
 鈴鹿医療科学大学の鈴木郁功教授らは、急性の肝炎に対するハタケシメジの効果を調べるため、次のような動物実験を試みています。
 まず、マウスに四塩化炭素を2日間投与して急性肝炎の状態にします。そしてその翌日からハタケシメジを2週間にわたって投与し、ハタケシメジを投与しない対照群と体重および肝障害のレベルを比較しました。
 その結果、ハタケシメジを与えなかった対照群のネズミは体重の減少がみられ、GPT値(肝障害の程度を示す検査値)が236まで上昇。一方、ハタケシメジ投与群のネズミは、対照群にくらべて体重の増加がみられ、GPT値は80に抑えられたといいます。
 こうした結果から、鈴木教授らは「ハタケシメジには肝細胞膜の変化または肝細胞障害因子の除去などの作用によって、四塩化炭素による急性肝障害の改善効果がみられたと推測した」と報告しています。

ハタケシメジで美味しく免疫力アップ
ハタケシメジで美味しく免疫力アップ

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2017年06月08日

高脂血症を解消し、血管を守る

血中脂質の上昇が抑えられた
 血液中に余分な脂質(コレステロールや中性脂肪、リン脂質)が増えると、動脈硬化が進んで生活習慣病の重大な引き金となります。
 ハタケシメジはそうした高脂血症の予防と改善にも大きな効果を発揮します。三重大学の研究グループが実施した動物実験を紹介しましょう。
 実験では、ラットを5群に分けて、それぞれ以下のエサで3週間にわたって飼育し、血液中の脂質の変化をみています。
@群 =高コレステロール食
A群 =高コレステロール食+ハタケシメジの子実体(食用部分)
B群 =高コレステロール食+ハタケシメジの熱水抽出物
C群 =高コレステロール食+ハタケシメジから抽出した粗多糖
D群 =高コレステロール食+ハタケシメジのアルコール抽出物
 結果は、図のとおりです。ハタケシメジを与えた群はどれも、対照群にくらべて総コレステロールと中性脂肪およびリン脂質が低値に抑えられているのがわかります。
 とくに「b」の印があるものは、ハタケシメジを与えなかった対照群に対して統計的な有意差をもって血中脂質が減っていることを示しています。
 ハタケシメジ子実体投与群では、糞中への胆汁酸(コレステロールの原料となる物質)の排泄が増えたことから、これがコレステロール低下作用の1つのしくみと考えられています。
 また、ハタケシメジを与えていた群では、肝臓のコレステロール濃度も低値に抑えられたそうです。


※表省略


ハタケシメジで美味しく免疫力アップ
ハタケシメジで美味しく免疫力アップ


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2017年06月07日

ペプチドに秘められたパワー

高血圧を防ぐペプチドを含有
 最近の研究では、ハタケシメジに含まれるたんぱく質にも注目が集まっています。
 ハタケシメジのたんぱく質含量は100g中3・1gで、それほど多くありませんが、このたんぱく質の分解物である「ペプチド」のなかに大変有用なパワーをもつものが存在することが明らかになったのです。
 たんぱく質は、アミノ酸と呼ばれる物質が百個以上の単位で鎖状につながった構造をしていますが、それが小さく分解されて数個から十数個単位のアミノ酸鎖になったものをペプチドといいます。
 実は、ハタケシメジを食べたときに得られるペプチドのなかから、高血圧の予防と改善に役立つものが見つかったのです。
 高血圧に対して、ハタケシメジのペプチドがどこまで効果を発揮するかについては、28ページであらためて紹介します。

ハタケシメジで美味しく免疫力アップ
ハタケシメジで美味しく免疫力アップ


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2017年06月06日

おいしい健康キノコ「ハタケシメジ」

ホンシメジの近縁種
 ハタケシメジは、ホンシメジと同じキシメジ科のシメジ属に分類されるキノコです。正式な学名は「Lyophyllum decastes Sing.」。畑や庭先にしばしば発生することから、日本ではハタケシメジの名で親しまれています。
 見た目はブナシメジに似ていますが、ブナシメジより傘が大きく、柄も太いのが特徴的。食べるとシャキシャキした歯応えが心地よく、「香りマツタケ、味シメジ」として誉れ高いホンシメジに匹敵する風味を楽しめます。
 ちなみに、スーパーなどでよく見かける「シメジ」は、もっぱらブナシメジです。ときにはブナシメジがホンシメジの名で店頭に置かれていたり、まったく別種のヒラタケが、シメジの名で売られている場合もあります。
 ブナシメジやヒラタケもおいしいキノコですが、ホンシメジの風味には及びません。現在、ホンシメジに最も近い豊かな風味を堪能できるのは、ハタケシメジだけといっていいでしょう。


※表省略




ハタケシメジで美味しく免疫力アップ
ハタケシメジで美味しく免疫力アップ


posted by ハートマン at 08:53 | ハタケシメジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする