2018年02月15日

赤米の苗を育てる(古代米)

種蒔きの準備
 一般に種蒔きは、寒い地域は早く、暖かいところは遅いのですが、標準的には4月下旬から5月上旬に種を蒔けば良いでしょう。
 まず、種籾の中の不良籾を取り除きます。一般の米の栽培では、塩水選といって、種籾を塩水の中につけて浮くもの、つまり空籾や不良籾を除きます。しかし赤米の場合はふつうの水で充分です。適当な容器に水を入れ、種籾を浸します。かき混ぜても沈まない不良籾だけ取り除きます。
 それから、選別した種籾を1週間ぐらい水に浸します。水は毎日取り替えてください。すると、籾はハト胸状態になり、芽が出かかり、種蒔き可能となります。籾を網の袋に入れておくと水を取り替えやすいので便利です。

種を蒔く
 適当な容器に土(どんな土でもよい)を入れ、充分に水で湿らせます。土の深さは5センチもあれば充分苗は育ちます。種を蒔いて、上から種籾が隠れる程度に乾いた土で覆います。軽く指で押さえて土の中に押し込んでもよいでしょう。鳥に食べられないように、囲いをしておくのもよいでしょう。

苗の生育
 日当りの良いところに置いておくと、一日か二日で芽が出てきます。
 毎日注意して、水を切らさないようにして育てますと、1カ月で、15〜20センチ程度になります。



古代米は日本人を救う
古代米は日本人を救う

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2018年02月13日

わが国の稲の栽培起源は(古代米)

日本の稲の栽培はいつから?
 約20年ぐらい前までは、弥生時代前期頃から、稲の栽培が始まったとされていました。ところが、近年の各地の遺跡の発掘調査で、多くの米に関する遺物が出土し、籾や炭化米、さらに籾の圧痕などを総合的に調べていきますと、どうやらそれ以前までさかのぼる可能性も出てきました。
 ごく最近の例では、平成4年3月に、約3000年前(縄文時代後期)の籾の圧痕のついた土器片が、岡山県総社市の南溝手遺跡で見つかりました。米の存在を示す国内最古のものです。土器を焼く前の粘土に混じっていたものと思われます。
 この稲が日本国内で栽培されたものか、外国から入ってきたものかはわかりませんが、わが国における稲の栽培起源が、縄文時代後期あるいは中期にまで遡りそうです。

日本への米の渡来ルート
 日本に米が伝わった経路については、稲の栽培が世界のどこで始まったかということに密接に関係していますが、「雲南・アッサム」説や「長江下流域」説などを総合的に整理してみますと、図に示すようなルートが考えられます。
@朝鮮半島を経由して九州へ
A長江下流域(江南)から直接東シナ海を経て九州へ
B西江下流域から台湾、南西諸島を経て九州へ
C南の海から南西諸島を経て九州へ
 このうち、どれか一つの経路のみによって、米が日本に渡来したと考えるのは無理があるようです。
 日本の稲の栽培がたとえ縄文時代後期であったとしても、それは約3000年前のことで、世界の稲の栽培起源より数千年も後のことです。その間に、稲の栽培があらゆる地域に広がっていったと考えると、やはり様々な経路を経て、日本に伝わってきたとする方が妥当なように思います。


古代米は日本人を救う
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2018年02月08日

稲の栽培はいつどこで始まったか【古代米】

稲の栽培が始まったのはどこ?
 稲は世界的に見ても、広範囲に栽培され、活用されているたいへん重要な食用植物です。
 私たちが毎日食べている米の栽培の発祥地については、西アフリカに分布するものを除いて、中国南部の西江の上流地域から、さらに西方のインド東部にかけて広がる、「雲南・アッサム地域」というのが、これまで定説のようになっています。その地域から、東に西に、そして南にその栽培の輪が広がっていったというのです。
 最近、これまでの「雲南・アッサム」起源説と異なる、長江下流域が起源であるという説が発表され、話題となっています。これは遺伝学的な方法で調べたもので、これまでの雲南・アッサム説が覆されるかもしれません。

稲の栽培が始まったのはいつ?
 米の栽培の開始時期については、アジア各地の古い遺跡の発掘調査で、多くの籾や米が出土しており、それらは紀元前5000年から7000年までのものも含まれていることから、少なくとも米の栽培は、それ以前ということになります。

米の種類は?
 現在栽培されている稲は、もともとは野生の稲であったものを、人間が栽培を始めたものです。今でもアジアには、雲南・アッサム地域やそのほかの地域で、野生の稲が 自生=@しているところがあります。それらは世界の研究者にとっても、貴重なものとなっています。
 これらの野生稲から、長い年月の間に、突然変異によって、ジャポニカ(日本型)、インディカ(インド型)、水稲、陸稲、浮稲、糯米、粳米、白米、赤米、黒米、さらには香米など、あらゆる種類の米が生まれてきました。今では科学の力を借りて品種改良が行なわれており、毎年のように新しい品種の米が生まれています。


古代米は日本人を救う
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2018年02月06日

古代米の定義

「古代米」というのは、正確には、古代遺跡等の発掘によって出土する籾や炭化米、さらには籾の圧痕など、文字通り「古代の米」のことをそう呼んでいますが、ここでは、広義に解釈して、「稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米」というように定義することにします。
 現代の米と違って、「草丈が長い」「長い芒を持っている」「生育期間が長い」「収穫量が少ない」等の特徴のほか、荒れ地や痩せ地でも育つといった


「生命力が旺盛である」というのが最大の特徴と言えます。
 籾一つひとつには、針のような、鮮やかな赤色の芒を持つものが多く、また、玄米も赤褐色を呈するものが多いのですが、それらを総称して、「古代の赤米」と呼んだりしています。
 玄米の色が黒色の米は「黒米」と呼ばれ、精米して紫色になったものは「紫米」と呼ばれたりしています。
 現在、このような赤米・黒米等の古代米が、トレンディーな米として注目されているのです。



古代米は日本人を救う
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2018年02月05日

シソの解毒作用

 宮崎安定による「農業全書」のなかで、シソは「生魚に加えれば魚毒を殺す」とあります。また、シソには「殺菌・解毒作用」があるから、刺身と一緒に食べると食あたりしないとも言われています。
 しかし本文では、シソには解毒作用はないといいました(30ページ参照)。一体どちらが正しいのでしょうか?
 答えは両方とも正しいといえます。なぜなら、解毒作用はシソの葉に含まれる香りの成分によるもので、シソの葉エキスはシソの抽出液であり、この香りの成分(ペリルアルデヒド)を除いたものだからです。シソ特有の香りを除去した理由は、ペリルアルデヒドには殺菌・解毒作用がある半面、接触性のアレルギー性皮膚炎の原因と考えられる物質だったからです。
 一つの葉の中にアレルギーの原因となる物質と、アレルギーを抑える物質の両方を含んでいるとは、不思議な植物です。
 ちなみに、ペリルアルデヒドを除去したシソの葉エキスの薬効の強さは、殺菌・解毒作用がなくなったこと以外、除去する前と何ら変りありませんので、ご心配なく。



シソの葉エキスの秘密
シソの葉エキスの秘密

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2018年02月01日

解熱作用もあり傷の治療にも期待(シソの葉エキス)

副作用なく赤ちゃんにも安心
 夏になると体中に湿疹のできた赤ちゃんをよくみかけます。お母さんにしても、掻いてやるわけにもいかず、かといって赤ちゃんに強力な薬を塗っても大丈夫なのか心配で迷うところでしょう。
 前述しましたが、シソの葉エキスはもともと食べ物であるため、安全性が高いものです。このため大人だけでなく、赤ちゃんの湿疹や病人の床ずれなどにも安心して使うことができます。

ゆるやかに熱を下げるので安心
 シソの可能性はアレルギー性疾患の治療だけにとどまりません。「解熱剤」としての使用が可能なのです。
 すでに述べたように、発熱とは、体の免疫機能が侵入してきた外敵と戦っているために起こる、きわめて正常な状態であり、TNFが順調に働いている証拠です。ですから、微熱£度で薬に頼って熱を下げようとすることは、せっかく外敵と戦っている戦闘能力≠放棄させているような一面もあります。
 しかし、シソの葉エキスならば、TNFの産出を適正レベルまで抑制するにすぎず、つまり、身体に備わった能力を落とすことなく、ゆるやかに熱を下げ、回復へと導くことが可能になります。

傷の回復を早める効果
 シソの葉エキスには「抗菌・殺菌・解毒作用」そのものはありません。しかし、火傷や切り傷の治療にも効果があります。
 切り傷の場合、傷がふさがって傷口が赤くなっているところに、シソの葉エキスを少量塗るとその後の回復が早くなります。 傷口が赤くなっているのはTNFの働きによって傷口付近の細胞が修復されている状態にあるからで、このときTNFが過剰に反応すれば炎症が不必要にひどくなって、かゆみが増します。すると炎症そのものが傷の回復を遅らせたり、かゆくて掻きむしった結果、さらに傷が悪化する可能性が高まるのです。
 シソの葉エキスでTNFを抑制した結果こうした状況を回避できるので、傷は早く治るわけです。軽い火傷の場合も同様と考えてください。



シソの葉エキスの秘密
シソの葉エキスの秘密


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2018年01月30日

シソの成分の特徴

シソには薬効がある
 もともとシソは中国、ビルマ、ヒマラヤが原産とされています。日本では平安時代以前から栽培されていたようです。昔から民間薬として使われており、魚などの食中毒のときに煎じて飲んだり、生のまま食べていました。
 現在、日本では愛知や和歌山、群馬、静岡、北海道を主に全国で栽培されており、種類も豊富です。代表的なものは紫色をした「赤ジソ」と、緑色した「青ジソ」ですが、ふつうシソといえば、前者を指します。このほか、葉の縮れた「チリメンジソ(花ジソ)」「チリメンアオジソ」、葉の表面は緑色で裏が紫色の「カタメンジソ」などの種類があります。
 ところで、本書で述べている薬効を持っているシソは赤ジソに限らず、チリメンジソ、青ジソ、カタメンジソの全てにあります。

漢方薬として力を発揮
 シソはその昔から漢方薬として力を発揮してきています。葉は蘇葉、実は蘇子といわれ、発汗、解熱、精神安定、咳止め、鎮痛、利尿の効果があるとされていました。このほかにも健胃作用、整腸、食欲増進、貧血、吹き出物の治療薬として使われていたようです。このような薬効から、漢方薬の半夏厚朴湯、参蘇飲などの処方に配合されています。

特有の匂いは精油成分
 シソには独特の強い香りがありますが、香りの強い植物には防腐作用があり、シソも例外ではありません。
 この香りの正体は、ペリルアルデヒドという成分によるもので、魚による中毒によく効きます。もし魚の中毒になったら、シソの乾燥葉を細かく刻んだものを茶サジ一杯ほど熱湯に注いで飲みます。



シソの葉エキスの秘密
シソの葉エキスの秘密


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2018年01月29日

アレルギーは抗原抗体反応の異常?(シソの葉エキス)

定義の複雑なアレルギー
 シソの葉エキス≠ェアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー疾患に効果のある理由は、第二章で詳しく説明します。まずは、そもそもアレルギーはどうして起きるのか、そのメカニズムを理解していただきたいと思います。
 一口にアレルギーとよく言いますが、定義は難しいものがあります。あえて一言に記すならば、「人体に侵入した有害要因を拒絶する反応が、必要以上に強い(過敏な)ため、生体に病的影響を及ぼした現象」といったところでしょうか。
 ですから、アレルギーとはその現象全般を指すのであって、拒絶反応の起こる部位で呼称はいろいろ変わります。鼻の粘膜で起こればアレルギー性鼻炎となり、皮膚なら湿疹・アトピー、呼吸器なら喘息・花粉症、同様の体で結膜炎、胃炎、口内炎…等々すべてアレルギーの一種なのです。

抗体の異常産生が原因
 いま述べたアレルギーを起こす有害要因の物質を「抗原」または「アレルゲン」といいます。そして抗原(有害要因)が体内に侵入したら、これを迎えて無害化≠キる機能が人には備わっています。その役割を果たす物質が「抗体」です。抗体は抗原の侵入に際して体内で産生されます。
 ところで、ある抗原に対処する抗体は決まっていて、抗原抗体反応≠ニいいます。
 ふつうなら、抗原に対して抗体は適量産出されます。ところが、アレルギーを起こす人は、抗体の産出量が多すぎて逆効果に。例えるなら、自分の領地内に飛んできたミサイル(抗原)に、迎撃ミサイル(抗体)を発射しすぎて、領地内を破壊してしまうようなものです。
 この抗体を産出しやすい体質は、すなわちアレルギー体質ということができます。
 アレルギー体質の原因ははっきりしませんが、抗体の産出を担う細胞の異常活性や、酵素の異常などが考えられています。



シソの葉エキスの秘密
シソの葉エキスの秘密



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2018年01月22日

赤ワインは老人の痴呆症予防になる?

ワイン好きはボケない!?
 欧米に多くみられる老人性痴呆症の「アルツハイマー」が赤ワインを飲む人には少ない、という調査報告が一九九七年の春にありました。発表したのはフランスのボルドー大学の神経学者オルゴゴザ博士です。
 博士は、ワインの一大産地であるボルドーのある県と、その隣接の県の六十五歳以上の老人(二二七三人)を対象に、三年間にわたって追跡調査しました。
 すると、日頃から赤ワインを一日三〜四杯飲んでいる人は、まったく飲まない人と比べて、アルツハイマーの発症率が約四分の一にもなっていることがわかりました。また、そのほかの老人性痴呆症についても約五分の一ほどの発症率だったのです。
 オルゴゴザ博士は以前にも追跡調査を(五年間)行なって、同様の結果を報告しています。博士らの研究グループでは、これら痴呆症の発症率の低さには、赤ワイン中の抗酸化物であるポリフェノール類が関係していると推測しています。

赤ワインは神経細胞を再生させる
 1999年1月、『ニューサイエンティスト』というイギリスの科学雑誌に、赤ワイン中に含まれているポリフェノールの中でも、レスベラトロールには、神経細胞を刺激して再生を促す作用のあることを、イタリアのグループが報告しました。ポリフェノールの一成分であるレスベラトロールは、ガン細胞の増殖を抑える作用のあることがすでに報告されていて(後述)、今回は神経細胞に対する作用が明らかになったわけです。
 報告では、一日グラス一杯半程度の量の赤ワインで、神経細胞の再生作用の期待ができるとしています。もしかすると、本当に記憶力の回復やアルツハイマーの予防が可能なのかもしれません。



体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン
体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン


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2018年01月16日

食後の中性脂肪の増加を妨げる(赤ワイン)

食後は中性脂肪が増加する
 経口(食事から)摂取した脂肪は、腸管で吸収された後、リポ蛋白のカイロミクロン(乳状脂粒)となって全身の血液に出現します。ですから、食後はとくに中性脂肪が高まることになります。これを「食後高脂血症」と呼んでいます。
 これまで、血液中のコレステロールや中性脂肪の量を考える時、空腹時(十二時間以上絶食)のデータをもとに考えてきました。しかし私達は一日に三回食事をするわけですから、食後の状態にもっと関心を払う必要が実際にはあるのです。

赤ワインが血中への出現を抑制する
 筆者らが行なったネズミとヒトによる実験では、この食後の中性脂肪の増加が、赤ワインを摂取することで有意に抑えられることがわかりました。
 実験では、ネズミを二群に分けて絶食させた後、一方の群には脂肪だけを与え、もう一方には、脂肪と一緒に赤ワイン(十倍に濃縮したもの)を与えて、一定時間ごとに血中の脂質を測定しました。すると、食後では赤ワイン摂取群の中性脂肪が、約四二%も低くなっていたのです。このことは、ヒトでも同様に食後二時間と四時間で中性脂肪の増加が抑えられる結果が認められました。
 さらに分析すると、食後の中性脂肪の増加を抑制しているのは、カイロミクロンの増加がみられていないことから、赤ワインの何らかの成分の作用によって、腸管での脂肪吸収が抑えられているためであることがわかったのです。
 それがポリフェノールなのか、それ以外の成分なのかは、まだはっきりしていません。しかし、脂肪の吸収抑制と、ポリフェノールの抗酸化作用と考え合わせてみると、赤ワインが動脈硬化予防の一助になる食品であることは間違いないものと考えます。




体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン
体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン


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2018年01月11日

フレンチ・パラドックスの意味する事(赤ワイン)

世界一のワイン消費国
 世界的に赤ワインが注目を集めるようになったのは、「フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)」と呼ばれる疫学的事実との関連からでした。
 フレンチ・パラドックスとは、欧米諸国で高頻度に見られる冠動脈硬化疾患の死亡率と、高い脂肪摂取率(特に動物性脂肪の大量摂取)との間に正の相関が見られているにもかかわらず、フランスにおいては、高脂肪摂取の割に冠動脈硬化疾患の死亡率が低いことを言います。
 確かに、フランスの冠動脈硬化疾患の死亡率は十万人当り男性で九四人、女性は二十人と少ないもの。この数は死亡率第一位の北アイルランドの約四分の一、スコットランドの約七分の一に相当します(十三頁参照)。
 なぜフランスでは冠動脈硬化疾患の死亡率がここまで低いのか。それは十二頁の図表からも想像できように、赤ワインの関与が昔から言われていました。フランス人が愛飲し、世界一の消費量を誇る赤ワインこそが低死亡率の謎をとくカギとして言われていたのです。

ジャパニーズ・パラドックス
 また、フランス同様に虚血性心疾患率の低い国が他ならぬ、わが日本です。これには西欧にくらべ脂肪の摂取率が低いこともありますが、お茶をたくさん飲むからだ、ともされ「ジャパニーズ・パラドックス」と呼ぶこともあります。前述のように、お茶には抗酸化物のカテキン類が豊富に含まれています。



体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン
体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン

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2018年01月05日

お茶と赤ワインの渋い関係

多くの種類があるポリフェノール
 近年の赤ワインブームは、バブル期のボジョレ・ヌーヴォー(新酒)争奪戦とは違った趣があります。ステイタスとして購入するのではなく、もっと身近な家庭でも飲む「健康的なお酒」として一般に広がっています。そのブームの推進役となった成分が、赤ワインに特に多く含まれている「ポリフェノール」です。
 ポリフェノールとは、果実や野菜など植物に必ず含まれている成分で、光合成によりつくった糖分の一部が変化したものです。その分子構造によって多くの種類があり、植物によって含んでいる種類と比率はさまざまです。
 たとえば、黒ブドウやブルーベリーなどの果皮の「色素」であるアントシアニンは、ポリフェノールの一種ですが、ブドウが原料の赤ワインの中にはアントシアニンをはじめとして、苦味、渋味成分のカテキン、タンニンなど、数十種類のポリフェノールが含まれています。

お茶の渋みもポリフェノールの一種
 茶の間、の言葉に表されるように、日本人の食生活に欠かせない飲み物が、お茶です。お茶の「渋味」のもとになっている主な成分を「カテキン」といいます。お茶をたくさん飲む人がガンになりにくいのはカテキンが関係している、との報道でご存じの方も多いでしょう。このカテキンもポリフェノールの一種なのです。

含有量は赤ワインが群を抜く
 赤ワインのポリフェノールを測定すると、一〇〇_g中に一五〇〜三〇〇_cのポリフェノールが含まれています。
 ところが、同じワインでも白ワインには十分の一ほどしかポリフェノールが含まれていません。それは、赤と白の原料の違い、つまり、赤ワインはブドウの果皮も種もすべて使用するのに対して、白ワインはブドウの皮と種を取り除いて発酵させるためです。赤ワインの赤色と渋味は、ポリフェノールのなせるわざだったのです。


体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン
体の酸化を防ぎ血管を若返らせる赤ワイン

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2017年12月18日

見直される木炭

 日本で最古の木炭は、愛知県喜多郡肱川町、鹿の川にある石灰岩の洞窟から発見されたもので、簡単な工程で作られていました。この洞窟は約三〇万年前の遺跡で、北京原人と同じ時代に木炭を燃料にしていた旧原人が住んでいたと推察されます。
 このように歴史の古い木炭ですが、木炭が日本で最も多く使われたのは昭和一五年で、生産量は約二七〇万トンにも達しています。昔は燃料として各家庭で使われた木炭も、近頃は焼鳥屋かうなぎ屋で見かけるくらいです。
 ところが今、「備長炭」が見直され、燃料以外の用途でも使われだしているのです。ウバメガシという硬い木が原料の備長炭は、硬くて多孔質の性質から、部屋の消臭剤や水道水の浄化に、そしてお風呂に入れて浴用剤として使う人が増えています。
 また、備長炭には焼かれた際にミネラルが豊富な灰分が生成しており、これがお湯に溶けだし、温泉のような効果があります。多孔質の備長炭は吸着力があるので、お湯の汚れを除く作用もあります。


アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法
アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法


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2017年12月14日

入浴剤人気もう一つの理由(木酢液)

 温泉が健康にいいのは重々承知していても現代人は忙しくて温泉まで行く機会はそう多くはありません。そんな時、家庭のお風呂を簡単に温泉のようにできる入浴剤は重宝なものです。
 日本で初めて浴用剤が売られたのは以外に古く明治時代で、東京・日本橋の津村順天堂(現・潟cムラ)が作った「浴用中将湯」でした。
 今では多くの会社が入浴剤を販売していて、年間七〇〇億円以上の売上げがあります。製品は無機塩類(芒硝、重曹)、生薬配合が主流ですが、最近になり酵素入りやハーブ入り入浴剤の人気も高くなっています。
 入浴剤の売上げが増えている背景には、近年増えているアトピーの治療に使う人が増えていることもあるでしょう。住環境の変化でほこりやハウスダスト、化学物質にアレルギー反応を起こす人が急増していることは周知の通りです。
 木酢液がマスコミで取り上げられた理由もアトピーに効果がみられたからにほかならず、入浴剤として人気が出てきています。



アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法
アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法


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2017年12月11日

入浴方法で効果が違う(木酢液)

全身浴と部分浴
 湯船に首までつかる「全身浴」の代わりに、湯に手足だけをつける「部分浴」は、浴室に行けないような人でよく行なわれ、部分浴を簡単に出来るような部分浴製品も開発されています。
 部分浴とはいっても、お湯につけている部分からの温熱刺激は全身に伝わり血液循環をもたらすので、冷え性や循環器障害の人の入浴法として人気なのです。
 また、ハーブや薬草などを入れると足から成分が吸収されるので、効果は一段と高くなります。
 アトピーの人は化学物質に敏感なので、入浴剤を入れた部分浴から始めて、自分の肌に刺激のないことを確認してから、全身浴に入浴剤を使うぐらいの慎重さが大切でしょう。

疲労回復にハーブ入り「足浴」
 足を温めるだけで全身の血行が良くなり、意外と疲労がとれ、気分も爽快になります。特に香りの強いハーブを入れると適度な刺激があり効果も大です。
 バケツなどに湯を用意し、新鮮なハーブ一つかみと荒塩を大匙一杯入れます。よく使うハーブはラベンダー、セージ、スィートマジョラム、タイムなどで、ショウガ、カラシ、コショウなどのスパイスも血行を助けます。イスに腰掛けて膝下まで湯に入れ、一〇分間そのままにしておくと、足の疲れをはじめ、風邪のひきはじめに効果があります。


腰痛をやわらげる「腰浴」
 浴槽内に座り、ウエストの位置までお湯を入れ、三八―四〇℃のお湯に一五分間入ります。この方法は全身症状が優れないときやのぼせやすい人に向いています。また、湯温を高めの四二℃にして腰浴すると腰痛が緩和します。


肩こりをほぐす「シャワー浴」
 肩こりにはシャワーの温度をややぬるめの三九℃ぐらいにして、肩に一〇分お湯をあてて温めてから、肩を回したり、手をあげたり運動しながら、筋肉をほぐします。その後、四二℃ぐらいの熱いお湯を五分ほど患部にあてて温めると、血行がよくなります。腰痛も同様に患部を温めることをお勧めします。

湯冷めしない効果的な入浴法
 全身浴で一〇分入浴する場合、一〇分間続けて湯船につかるよりは、五分間湯船につかって、三分間出て、また五分間つかる方が、体の芯から暖まり、湯冷めしにくくなります。




アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法
アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法



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2017年12月04日

入浴で変化する体のはたらき(木酢液)

心臓、血管
 入浴すると水圧によって下肢部の血液を心臓に送り込むようになります。その結果、心臓からの心拍出量(血量)が通常の三割ほど増えるとされます。酸素や栄養を体の各組織に多く供給し、筋肉にたまった乳酸などの疲労物質の排泄を促して、疲労回復を早めます。

内分泌器官
 ホルモンは生命維持に欠くことができなく、体内の脳下垂体、副腎、甲状腺、性腺などから放出されています。入浴による温熱刺激は内分泌腺を刺激し、一時的にホルモンの血中濃度を高めます。

腎臓
 腎臓には体内の水分の調節と老廃物の排泄という作用があります。入浴するとナトリウム利尿ホルモンの分泌により尿量が増えますが、一方、温熱刺激によって腎臓のレニン分泌、アルドステロン分泌され、尿量を減らそうとする作用もあります。

消化器官
 四〇℃以上の熱い湯は交感神経を刺激しています。すると、胃液の分泌が抑えられるので、胃酸過多や胃潰瘍の人には良いのですが、食後の入浴はよくありません。

脳・神経系
 入浴には裸になる開放感と浮力による浮遊感があります。そして、ぬるめの温浴では精神を落ち着かせ、副交感神経系の緊張を高めます。その結果、脈拍数は減り、血圧も下がります。
 逆に高温の湯では神経は高ぶり、交感神経が興奮するので脈拍数は増え、血圧を高めます。そんな時は首までどっぷりつかるのではなく、心臓から上部を出して入浴すると心臓の負担が減ります。





アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法
アトピー・冷え性の改善に木酢液+お風呂健康法



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2017年11月30日

備長炭風呂で温泉気分にひたる

アルカリイオンを含む入浴剤
 備長炭にはカルシウムなどのミネラルが多く含まれており、アルカリ性です。したがって、お風呂に入れると、アルカリイオンを含む入浴剤になります。
 特別な備長炭の入れ方、などというものはありません。ポンと、そのまま入れるだけでもいいのですが、袋かネットに包むとなおいいでしょう。
@炭は、太くても細くてもかまいません。A一人槽で一キログラムくらいが目安ですが、二〜三キログラム入れると、湯がとてもまろやかになります。

備長炭温泉風呂≠フ効果
 体がよく温まり、湯冷めせず、肌もスベスベになります。中には「腰痛や肩こりがなおった」「肌がきれいになった」という方もおられます。
 炭は湯垢を分解する働きがあるので、一週間くらいはお湯を取り替えなくても、サラ湯として使えます。湯垢も浴槽につきません。
 一か月に一回くらいきれいに洗い、乾燥させれば、三〜四か月は使用できます。

備長炭の神秘
備長炭の神秘

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2017年11月27日

肉や魚がおいしく焼ける理由【備長炭】

秘密は燃焼温度
 それではなぜおいしく焼けるのかを、もう少し理論的に説明しましょう。
 日本の炭の権威である林学博士の岸本定吉氏(炭焼きの会会長)の研究を参考にさせていただきます。
 それによると、第一は炭の燃焼温度です。肉や魚を表面を焦がさないように焼くには、一三〇〜一五〇度くらいが適温で、うなぎのかば焼きのように肉身に水分の多い場合は一六〇〜一七〇度くらいがよく、焦げやすいものは九五〜一〇〇度くらいでゆっくり焼くのがコツなのですが、備長炭はその燃焼特性(前頁参照)から、うちわ一本でこの温度調節が自由自在にできるのです。おいしく焼ける秘密はここにあります。
 第二は、赤外線の効果です。燃えている炭火の表面からは赤外線が出ています。この赤外線がうまみ成分(グルタミン酸)をつくる働きをします。肉をひきしめ、うまみ成分を逃さずに中までよく火を通すので、風味豊かな味がかもしだされるのです。

見逃せない灰の効用
 第三は、炭の灰の働きです。備長炭には二〜三%の灰分(セラミック)が含まれています。この灰の中には、カリウム塩類が四〇%、カリ塩類が二〇%も含まれていて、アルカリ成分がきわめて高く、これが料理に付着して脂肪酸を中和し、うまみを守っているのです。
 昔、NHKテレビで焼き物料理の実験が放映されたことがあります。炭火、ガス火、電機器具、電子レンジの四機種のうち、味のよかった順は@炭火AガスB電気C電子レンジでした。番組では、遠赤外線とカリの含有量の違いだと説明されていました。



備長炭の神秘
備長炭の神秘


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2017年11月21日

「備長炭」人気の秘密は何か

「備長炭使用店」の看板が目に付く
 飲食店街を歩いていると、よく「炭焼き」の看板を見かけます。焼き鳥屋、うなぎ屋、コーヒー店など本格派を自認するところなら、ほとんどが炭火を使って焼いています。
 そのほかステーキ、せんべい……などにも使われています。バーベキューも炭で焼くとおいしさが全然違います。
 炭の中でも、「おいしさを生む日本一の炭」と評判が高いのが備長炭です。東京とか大阪の一流うなぎ蒲焼き店には、ケヤキの分厚い板に毛筆書体で「紀州備長炭使用店」と書かれた看板が掲げられています。
 ひところは、備長炭といえばうなぎ屋専門の燃料≠ニいった感がありましたが、最近はいろいろな料理店で使われています。
 備長炭が高級料理の燃料として好まれるのは、ひとえに燃焼性にすぐれているからです。

おいしい水、温泉効果、消臭作用…
 もちろん燃焼性だけではありません。 そのほかに、備長炭は木炭としてのいろいろな特性を持っています。
 有機物を吸着する作用で、カルキ臭の強い水道水をおいしい水に変えたり、ごはんをふっくらおいしく炊いたり、ペットやトイレ・冷蔵庫などのいやな臭いを消す消臭剤の働きもしてくれます。
 お風呂に入れれば、肌を美しくしたり、淘フを芯から温める「温泉効果」もあります。
 まくらの中に入れると、ぐっすり眠れる安眠まくら≠ノなります。

将来、大きく広がる備長炭の活用
 備長炭を家の床下や壁などに埋炭∞敷炭≠オて、余分な電気をアースし、不要な電磁波の障害をなくし、自然のリラクゼーションをつくりだす試みも進められています。
 炭を粉状にして畑などにまくと、作物の成長を助け、農薬や化学肥料を減らすこともできます。環境にもやさしい備長炭なのです。
 このように、備長炭の効用は数え上げればきりがありません。
 備長炭が見直されればされるほど、その活躍の場は、これからますます大きく広がっていくことでしょう。
 次の章で、備長炭の作用とその活用法をくわしく説明しましょう。

備長炭の神秘
備長炭の神秘


posted by ハートマン at 15:06 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

「備長炭」は樫の木の蒸し焼き?

炭は木材を蒸し焼きにした燃料
 備長炭はウバメガシ(姥目樫)という樫の木を材料に作られる堅い良質の白炭≠フことです。白炭といってもわからない人が多いと思います。まず炭のことから説明しましょう。
 木材を蒸し焼きにすると炭になります。炭とは、「木材を蒸し焼きにしてできる燃料」のことです。木炭とも称されます。 みなさんも経験があると思いますが、薪や木が燃えたあと、黒くなって残ります。これを燠といいます。この燠が木炭のそもそもの始めでした。

炭には「黒炭」と「白炭」がある
 炭は、焼く温度によって黒炭(こくたんとも言う)、白炭(はくたんとも言う)に分けられます。
 黒炭、白炭とも製炭法はほとんど変わりませんが、最後の炭の消し方によって違いが出てきます。
 炭は窯の中で焼かれます。
 窯の中で原木の炭化≠ェ進みます。炭化が終わったところで窯口をふさぎ、窯が冷えてから炭を取り出すと、炭には火がついていないので真っ黒です。真っ黒なので「黒炭」とよばれます。
 一方、炭化が終わったところで窯口を全開して空気を入れると、炭は赤熱化≠オ、黄金色に透き通ります。
 これを窯の外にかき出し、消し粉(水を加えて湿気を持たせた木の灰)をかけて消火冷却します。
 灰をかぶった炭の表面は白いので「白炭」とよばれます。備長炭はこの白炭の代表的なものです。
 なお空気を入れる頃合と、炭をかき出す頃合は、炭焼き職人の長年のカンと経験で判断します。これによって炭の良し悪しが決まるのです。




備長炭の神秘
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posted by ハートマン at 09:39 | 健康ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする